場所：新金谷駅 見学：敷地外から 新金谷駅は車両基地や工場がある大井川鐵道の運転の拠点で、引退後留置されている車両や他社から譲受した整備待ちの車両の姿があります。 トップ画像はC12-164です。国鉄から引退後、千頭駅にて静態保存されていましたが、昭和51年に動態復元されてS…… more L列車牽引に使用されました。昭和59年に休車となったのち、観光資源保存を目的とする公益財団法人「日本ナショナルトラスト」による募金活動の結果再度動態化され、臨時急行「トラストトレイン」として運行されましたが、ATSが未装備であったうえにボイラーに亀裂が発見されたため、平成17年に運転終了しています。 しかし平成28年、三たび同車の動態復元をめざすことが発表されました。 平成22年に西武から譲渡されたE31形のE32、E33、E34の3両です。すでに6年ほど使用されないままでしたが、今年4月のニコニコ超会議で年度内の整備と運行開始が発表されたということです。そのためか訪問時にはE34の車内に作業中の人がおり、パンが上がった状態でコンプレッサーの音がポコポコと響いていました。 JR北海道から譲受した、元急行「はまなす」用の14系。4両が譲受されましたが、1両は整備中なのか、この時姿が見えたのは3両でした。3両とも整備を終えたようで、美しい姿です。大鐵の公式サイトでは「今年度中の運行開始を目指す」とされています。 新金谷駅構内には大代川の河川敷までの約1kmほど元砂利採集用の線路が延びており、余剰車両の留置に使用されています。 右はモハ3008+クハ3507、元京阪の特急車で平成7年から平成26年まで大鐵で運転されました。 左はC11-312です。国鉄での廃車後三重県松阪市で保存されてたものを昭和63年に譲受し、動態復元されてSL列車牽引に活躍しましたが、老朽化によって平成19年に引退しました。現在部品取り用となっているようで、すでにかなりの部品が外され、機関車の姿ではなくなりつつあります。 close

【島田】大井川鐵道新金谷駅の保存・留置車両