夏色のダイアリー ~寝台特急「富士」の思い出~ もっとワイドにリメイク版①の詳細

夏色のダイアリー ~寝台特急「富士」の思い出~ もっとワイドにリメイク版①
鉄道全線完全制覇の旅
ページの情報
記事タイトル 夏色のダイアリー ~寝台特急「富士」の思い出~ もっとワイドにリメイク版①
概要

既に紹介している寝台特急富士の乗車記であるが、最近になってふと読み返して見たらかなり懐かしい思い出として当時が甦ってきた。既にブルートレインという単語や列車は過去のものになりつつあるが、いや、既に過去のものとなってしまったが、記憶の片隅にあったブルトレ初乗車のメモリーを更に頑張っ…… more て引っ張りだしてリメイクバージョンにて紹介しよう。(画像はウィキペディアより。JR化後の2004年に撮影された「富士」であるが、既に時代は飛行機が発達し主要都市駅も高架化などで駅前の再開発も進みビジネスホテルも増えた。また新幹線も「のぞみ」の登場によりスピードアップが進み、また夜行バスなどの台頭により夜行列車そのものがフェードアウトしていく時代でもあった中でブルートレインもその例外ではなかった。)時は1978年8月、ブルートレイン全盛期である。私は小学校四年生の夏休みであったが、どうやら物心付いた時からレールファンだったようで、いつしか寝台特急に乗るのが夢でもあった。EF65の500番台が定番のブルートレイン牽引機関車であったが、EF58の急行「銀河」は急行でありながらある意味「紅一点」的なイメージで、ひときわ目立つ存在に思えた。銀河に関しては臨時便のオール座席版しか乗車した事がないのだが、私が電車の話ばかりをする事に便乗したのか、家族で夏休みに旅行に行くことになった。東京発のブルートレインは全てが西に向かって走っていたので自然と行き先が九州になったのだが、ある意味当時の両親も満更じゃなかったであろう印象であった。もちろんブルートレインに乗る。どうせ乗るなら走行時間が一番長い「富士」であろうと子どもながらに思いを寄せていたのだが、24時間26分というサバイバルに両親は耐えられるか?など考えもせず、富士の乗車は確定した。(当時の旅行で唯一残っていた切符である。恐らく「富士」の切符各種は西鹿児島or指宿で回収されてしまったと思われ残っていなかった。当時、小学4年生だったのでもっと切符の知識があれば良かったのだが、この旅では旅行会社の提案により「普通周遊券」による旅となった。確か旅行程の中に指定周遊地を2箇所以上組み込んでオリジナルの周遊券を作り上げるというパターンだった記憶であるが、この旅では熊本の天草~長崎の雲仙などか組み込まれた。ちなみに隣の切符は翌年に青森への旅で使用した切符である。)今回の九州旅行は総額30万と言っていた。昭和54年の30万円とはどれ程の価値だったのであろうか。当時の交通公社(現JTB)が発行する時刻表の価格を調べたが、なんと450円!現在はその3倍くらいにはなっているであろうが、何れにしても我が家のあるじはかなり頑張ったという事になる。その前年だか前々年に長野の嬬恋辺りに家族で旅をしていて自家用車で周ったが、正直印象が薄い。つまり、如何にあるじが見栄を切ったかお分かりであろう。お陰でこちらはブルートレインに乗れるのだから、強烈なローリングエルボーを喰らったかのように今もしっかりと記憶が残されている。(こちらは今回の旅で使用したものではないが、確か中学時代にクラスメイトがら譲り受けたものである。N型端末機で発見されたマスルが時代を感じるが、今の時代で考えても寝台特急はかなりのプライスである。)さて、寝台特急「富士」は東京発18時で西鹿児島(当時)着が18時26分着なので、わずか26分の乗車時間!というわけではなく、その間に「24時間」という隠れた時空が存在する。つまりマル1日の走行時間が26分にプラスされるわけである。これから乗車する「富士」は24時間26分後に西鹿児島に到着後するのだが、出発が夕方6時であるから当日の朝はやや時間をもて余してしまう。更に帰郷の際には「ひかり」に乗るため、西寒川駅前在住の私には停車しない小田原や新横浜を捨てなければならないため、一旦東京の親戚宅に寄りマイカーを停泊させていただいてからの旅立ちとなった。(東京か西鹿児島か・・・どちらかで撮影したサボであるが、小学生時代の私が撮影したため身長の関係からやや低い位置からの撮影になってしまっている。しかも「キャノン デミ EE28」というカメラのため望遠等の機能は無く、ご覧の通りの絵がマックスであるが、ある意味時代を感じる良さがある!)ただ…下町とはいえ都内在住の親戚宅にわれわれのマイカーを駐車するスペースは無く、確か旅の全日程になる七日間をなんと親戚宅前に路駐するという荒業に出たのだ!さすが私の父。時代は変われど、到底私には真似できない大技を用意していたのだ。私の中では既にスリーカウントどころかテンカウントのゴングが鳴らされている中、両親は何食わぬ涼しい顔で親戚宅を離れ日比谷線の三ノ輪に向けて・・・と思ったが、なんとタクシーを呼んで東京駅に向かったのであった。FC2 Blog Rankingにほんブログ村にほんブログ村 close

夏色のダイアリー ~寝台特急「富士」の思い出~ もっとワイドにリメイク版①
サイト名 鉄道全線完全制覇の旅
タグ 寝台特急 鉄道
投稿日時 2022-06-18 18:00:27

「夏色のダイアリー ~寝台特急「富士」の思い出~ もっとワイドにリメイク版①」関連ページ一覧

新着記事一覧

終点銀水駅の2駅手前、熊本県西部北端の荒尾駅にて、折り返し始発普通鳥栖行きに同一ホーム6分差お乗り継ぎ


Feel Fine!
昨日の下りでは大牟田駅での乗り継ぎでしたが上りはここ乗り継ぎが便利です♪
Feel Fine!
鉄道
2022-09-26 04:40:23

終点八代駅


Feel Fine!
でJR乗換口を含めて出張ってこられてたオレンジ色のポロシャツ(某カルト政党ではなく肥薩おれんじ鉄道のスタッフ)の方がスタンパーお持ち!につき旅...
Feel Fine!
鉄道
2022-09-26 03:40:23

【早朝限定レア運用】K運用の東西線 各駅停車 津田沼行き


レール7~切符補充券珍行先~
総武緩行線阿佐ヶ谷駅2番線に到着しようとするE231系800番台K6編成による各駅停車津田沼行きです。E231系800番台による各駅停車津田沼行き側面表示で...
レール7~切符補充券珍行先~
鉄道
2022-09-26 03:00:33

初石駅(千葉県)


「かがやき@駅名クイズコレクション」
駅の第780弾は、東武野田線の初石駅です。 千葉県流山市。柏寄りから見たホーム全景。 駅名標。当駅は急行が通過する。 東武8000系の柏行き...
「かがやき@駅名クイズコレクション」
鉄道
2022-09-26 01:40:27

山陰駅巡り22夏-京都兵庫鳥取編(25) 嵯峨野観光線 トロッコ嵯峨駅 ~DE10の牽くトロッコ列車~


きゃみの駅訪問
トロッコに乗車するため、嵯峨嵐山駅の南口に出てきました。トロッコ嵯峨駅の駅舎はすぐお隣にあります。トロッコ嵯峨駅は京都府京都市右京区嵯峨天龍...
きゃみの駅訪問
嵯峨野観光鉄道 鉄道
2022-09-26 01:20:26

【そうだ、千葉行こう】千葉都市モノレール1号線→県庁前 編


僕様の徒然なる隠れ家
2022.9.24((土)「取り敢えず大回りとか乗り鉄してぇ」ということで蘇我までやってきた俺房総半島を回るつもりが、予定を変更して千葉みなと駅へ降りた...
僕様の徒然なる隠れ家
ちょっとお出掛け 鉄道
2022-09-26 00:40:27
;