先日の記事でも紹介した「近鉄電車写真集」の最新刊のテーマは「サニーカー」だった。このグループは３系列があるが、最初に登場した１２４００系は近鉄特急で久しぶりの新形式だったため、比較的地味な割にはファンの注目を集め、ブルーリボン賞まで受賞してしまった。　前面のダークブルー塗りの面…… more 積が小さくなり、シートのモケットが真紅からオレンジ色になり、床の市松模様もなくなり…と、全体的に明るく軽快に変身した。そのイメージからサニーカーという愛称が広がったのだが、個人的には近鉄特急特有の重厚さが薄れたのが残念だった。　それでも廃車が始まった１０１００系ビスタカーを追いかけていた時なので、たまたま遭遇した１２４００系を撮っていた。　鳥羽駅で遭遇した１２４００系は、何と二編成併結でやってきた。三編成しかない系列の重連だからラッキーだった。隣の国鉄参宮線には、懐かしいキハの姿がチラリと見える。　１２４００系は、当初１２２００系の増備車として計画されたものの、変更点が多いので新形式になったそうだ。管轄するお役所からの指導だったという話も聞いたことがある。しかしながら、京急なんかはずっと１０００形で通している。西と東でこうも違うものかと興味深い。　話は変わるが、一つＴＶ放送情報を。当ブログでも何度か話題にしている「乗れない鉄道に乗ってみた」の二時間特別編が明日放送される。貨物専用鉄道や工場内の鉄道など、通常は見られない特殊な鉄道が楽しめる好企画の番組。ＢＳ－テレ東で１８時５４分からだ。 close

近鉄１２４００系「サニーカー」登場の頃