鹿児島本線の小倉以南の区間から下関へ直通する列車が全廃されることとなりました。鹿児島本線における下関直通列車は813系などJR九州ブランドの近郊型電車が台頭してきた1990年代後半から削減を繰り返し、2021年3月改正での終電繰り上げを機に博多方面との直通が取りやめとなり、現在で…… more は福間行き・折尾始発・直方直通の3本が辛うじて生き残る状況となっていましたが、9月23日改正で全て廃止されることが決定、日豊本線では415系の送り込み等の関係で下関発着が少数残存するものの、関門トンネルを通過する普通列車は原則として下関～門司・小倉間での折り返し運転を基本とするダイヤに移行することとなりました。かつては小郡（現新山口）や宇部新川まで足を延ばしたり、八代や佐世保までロングランする列車も見られ、日中時間帯の博多駅発着でも1時間に1本は下関発着が確保されていたことを考えると、鹿児島本線の九州工大前から先の各駅から下関行きが消滅するという節目を迎えると同時に、今後の415系の置き換え計画にも影響を及ぼすこととなりそうです。 close

鹿児島本線～下関直通列車が事実上の全廃へ