特急３６ぷらす３に乗りたい！！②　金曜日ルート黒の路（第763回）2020年１０月　ＪＲ九州のＤ＆Ｓ（デザイン＆ストーリー）列車第１２弾としてデビューした特急３６ぷらす３。その奇抜なネーミングに驚きましたね。九州は世界で３６番目に大きい島。その九州７県を５日間かけて反時計回りに巡…… more り、この列車で驚き、感動、幸せを届けてお客様（乗客）、地域の皆さま（地域住民）、私たち（ＪＲ九州）でひとつとなり、３６ぷらす３＝３９（サンキュー！）＝感謝の輪を広げていくというのが名前の由来だそうです。そして、一方向に円を描くように環状運転する電車としては世界最大（ＪＲ九州によると寝台列車を除いてだそうですよ。）であることから、「目指すは世界一のわ」世界一大きい「感謝」の輪を描くとのメッセージを持っています。（会社としては壮大な目標を掲げてＪＲ九州の社員のモチベーションをアップさせるってところでしょうかね…。）特急３６ぷらす３（以下「３６ぷらす３」）は、５日間かけて九州を一周すると申しましたが、５日間で１コースではなく、各曜日ごとにコースが設定され１日単位で発売されるという日替わりランチ的な楽しみ方ができるちょっと変わったスタイルです。思えば、ＪＲ九州はユニークなデザインの観光列車やクルーズトレインの嚆矢となったななつ星in九州を世に送り出し、とどまることなく常に他のＪＲに先んじて新しい観光列車の旅のスタイルを提案してくれてますね。「３６ぷらす３」は低価格で手軽にクルーズトレインの気分を味わえるところが魅力的だと思います。本日は金曜日ルートの黒の路、鹿児島中央駅ー宮崎間を走行します。それでは車内を見てみましょう。ちなみに座席は全てグリーン席となっています。動画もあります↓１号車は４人用個室が４室。なんと床材は熊本県八代産のイ草を使った畳！！個室だけではなく通路も畳になっていて、デッキに靴箱がありました。これには度肝を抜かれましたが、私個人の見解としては如何なものかと思うのです。何故ならトイレを利用する時やおもてなし駅に降りる時などわざわざ靴を脱ぎ履きするのって面倒ですよ。それに１号車を利用していたご高齢の婦人が自分の靴をどこへ入れたか覚えていないとパニックになっている様子を垣間見て、高齢者には不向きだと感じました。まあ外国人観光客には受けるでしょうけど…。２号車は６人用個室を３室と車イス対応個室を１室。２号車通路２号車グリーン個室６人掛け３号車は、２号車寄りから２人用個室６室とビュッフェを設置。１７年ぶりに復活したというビュッフェには「３６ぷらす３」オリジナル黒い鶏カレーと、五島手延べうどん「七椿」ミニうどんの軽食メニューもあります。４号車は共用スペースのマルチカー。マルチカーでは体験メニューや車内イベント（車内イベントは事前予約制。一部有料）が実施され、大型スクリーンには沿線の魅力を伝える動画の上映を行っています。５・６号車は２+１列配置のグリーン席（６号車は畳敷き）プラン。５号車グリーン座席５号車座席こちらはＪＲ九州のみどりの窓口、指定席券売機等で購入可能です。１２時１７分　「３６ぷらす３」は鹿児島中央駅を発車。ほどなく進行方向右手に錦江湾に浮かぶ桜島が見えてきます。煙を吐く桜島に別れを告げると、列車は日豊本線を東進していきます。「３６ぷらす３」の旅行プランは２種類あり、１つは食事付きのプランともう一つはグリーン席プラン。もちろん今回のツアーは個室利用のランチプランです。黒の路のランチメニューは鹿児島市フランス厨房　旬彩の「旬彩フレンチ松花堂弁当」。これにスープとワンドリンク（日本酒・ロゼワイン・柑橘ジュース・冷たいお茶の中から１品）が付いてきます。鹿児島産の野菜をふんだんに使ったオリジナルフレンチはトレビアンな味でオバ鉄珍しく完食しました。１３時２０分　おもてなし駅の鹿児島県曽於市の大隈大川原駅に停車。ホームに降りると曽於市観光協会の方が出迎えてくれました。駅前におもてなし隊の出店があるというので行ってみましょう。地元のたか森カフェと末吉製茶工房が出店していました。ダンナ様はたか森カフェでコーヒーを購入し、黄色く色づいたイチョウの大木の下でコーヒータイムを楽しんでいました。そしてもうひとつのおもてなし駅は宮崎県都城市にある青井岳駅。ホームで地元の方々が歓迎してくれました。ここでの停車時間は１０分と短く、あっという間に発車ベルが鳴り響き、青井岳駅を後に宮崎駅へと移動。発車ベル鹿児島中央駅を出て約３時間３０分　黒の路の終着　宮崎駅に到着です。オバ鉄のインタビュー＆列車の写真が掲載されました！↓楽天 close

特急３６ぷらす３に乗りたい！！①　金曜日ルート黒の路