東京急行電鉄、伊豆急行 THE ROYAL EXPRESSの詳細

東京急行電鉄、伊豆急行 THE ROYAL EXPRESS
13番まどぐち
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記事タイトル 東京急行電鉄、伊豆急行 THE ROYAL EXPRESS
概要

※車内販売品一部の画像を追加しました。より詳細な情報は明日以降追記します。  東京急行電鉄と伊豆急行は、2017年7月21日からJR東日本東海通本線横浜~伊豆急行線伊豆急下田間に観光列車『THE ROYAL EXPRESS(ザ ロイヤルエクスプレス)』の運行を開始しました。東急…… more 電鉄の路線ではありませんが、東急電鉄は旅行業として本列車の運営を行います。道南いさりび鉄道のイベント用車両『ながまれ号』を日本旅行が観光列車『ながまれ海峡号』として運営している形態と似ていますが、ながまれ号が定期運行の列車に使用される点と異なり、観光列車専用の車両となっています。  列車のデザインは水戸岡鋭治氏。グレードはJR九州の『或る列車』が一番近いものと思われますが、『あそぼーい』、しなの鉄道『ろくもん』など、今までの水戸岡氏の作品の要素を多く取り入れています。一方で、食事と飲料については、監修者や素材を静岡、伊豆にこだわっています。 【運行開始PRイベントでの配布品(2017年6月10日)】  東急線の駅構内等で、THE ROYAL EXPRESSの運行開始PRイベントが行われました。東横線・目黒線武蔵小杉駅改札内では2017年6月10日にPRイベントを開催しています。 《THE ROYAL EXPRESSカード》  定期券サイズ・紙製・両面印刷のカード。写真左は表面。写真右は裏面です。 《THE ROYAL EXPRESSカンバッジ》 《パンフレット(PRイベント・駅配布分)》  A4サイズ。PRイベント会場で配布されていましたが、後に一部の東急線駅でも配布されるようになりました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【2017年7月催行分の資料・旅行商品案内等】 《THE ROYAL EXPRESSご案内パンフレット》  公式ホームページ上からパンフレット、旅行のご案内等の資料一式を取り寄せられます。  写真左は封筒で縦型・ロゴ入り。写真右はご挨拶。  パンフレットの表面と裏面です。  旅行のご案内(2017年7月催行分)の表面と裏面です。  この他に国内募集型企画旅行条件書(2017年5月)と郵送申込用の申込書・封筒が同封されていました。なお、当選後の申込確定時に後述の資料が送付されますが、その際には国内募集型企画旅行条件書(2017年6月)が添付されていました。また、2017年9月催行分の資料から、ななつ星in九州、TRAIN SUITE 四季島、TWILIGHT EXPRESS 瑞風のクルーズトレインと同様に、資料一式が専用ケースに収納された状態で送られるように変わりました。そのため、封筒が大きくなっています(後述の横型封筒より少し大きい)。 《予約確認書・お支払いのご案内》  2017年7月催行分については、申込多数につき抽選となりました。当選者には先にメールにて当選通知が送られます(6月23日)。その後、郵送にてA4サイズ・両面印刷の『予約確認書・お支払いのご案内』が郵送されました(6月27日)。写真はその際の封筒で横型のものです。  予約確認書・お支払いのご案内の表面です。裏面に振込方法等について記載があります(悪用防止のため掲載致しません)。 《予約確認書・お支払いのご案内》  旅行代金の入金完了・確認後、旅行前の最後に送られてくる書類は『最終日程のご案内』となります。しなの鉄道の観光列車「ろくもん」(下記リンク記事参照)の様に、チケット関係一式が郵送されてきません。写真はその際の封筒で、予約確認書・お支払いのご案内送付時と同じものでした。発送方法が異なり特定記録郵便で送られてきます。  予約確認書・お支払いのご案内の表面・裏面です。A4サイズ。集合場所・時間等について記載されています。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【ゴールドクラス・横浜駅の配布品(2017年7月21日催行分)】  下記の配布品以外に、大きな荷物を所持している参加者には、荷物に付けるタグ(THE ROYAL EXPRESSのロゴ入り)が渡されるようです。 《ゴールドクラス 記念乗車券》  横浜駅での受付時に渡された記念乗車券(ゴールドクラス)の表面・裏面です。プラチナクラスは若干デザインが異なるものが別に用意されています。なお、車内で乗車証明書の配布はありませんので、実質的にこれが乗車証明書的なものとなります。 《クリアファイル(ツアー参加者用の非売品・A5サイズ)》  上記の記念乗車券と一緒に配付されたクリアファイルで、チケットホルダー的なもののようです。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【ゴールドクラス・車内の食事と配布品(2017年7月21日催行分)】 《THE ROYAL EXPRESS(案内)》  車内で配布された編成とザ・ロイヤルラウンジ横浜の案内です。A5サイズ。 《山田チカラ氏監修のお食事とドリンク》  乗車前日まで知りませんでしたが、ゴールドクラスの食事は、スープ・デザート以外は弁当形式となっています。JR九州の『或る列車』に近い供食スタイルのようです。弁当形式であるものの、身の詰まった伊勢海老の雲丹焼き、金目鯛のソテーを中心に、鹿肉をマッシュルームで挟んだバーガーなど、和洋折衷の構成。食べたことのない味に感激し、豪華列車・静岡の観光列車に相応しいと思いました。  飲料はメニューに記載されているものを提供。運行中、自由に注文できます。飲料監修者が複数おり(ミカフェート・川島良彰氏など)、本列車では食事と並んで、こだわっている点です。 〔ランチョンマット〕  同じ水戸岡鋭治氏デザインのろくもんや富士山ビュー特急で使用されるランチョンマットは白黒印刷ですが、この列車では3色以上のカラー印刷です。 〔メニュー〕  メニューはA6サイズ。表紙の表と裏で異なるロゴを使用。  メニューの内側です。 〔掛紙・箸袋〕  弁当箱は木箱ですが、掛紙(写真左)が付いています。箸袋(写真右)は他の配布品の華やかな印象とは異なり、ロゴだけのシンプルなデザインでこれも素敵。 〔食事内容〕  写真左は配膳時の状態。弁当形式ですが、きれいな掛紙を付けている点は良いです。写真右は掛紙を取った状態。木箱にロゴの焼印があります。なお、食事自体は木箱に直接触れず、その間にプラスチックの箱で仕切られています。  伊勢海老の下に、鯵のエスカベッシュが隠れています。  山田チカラ氏のお店(未だ行ったことがありませんが)で出されているものと同じものでしょうか。事前に山田氏の料理をネット上で見ていましたが、その中でも特に気になっていた『ちりめん』も含まれています。THE ROYAL EXPRESSオリジナルメニューと山田氏の人気料理を組み合わせた内容のようです。  弁当形式の食事が終わると、スープとデザートが配膳されます。  冬瓜と豚スライスのスープ(写真左)は木のお椀で温かいものが出てきました。  伊豆長岡産マンゴーパフェ(写真右)。上のマンゴーがムース状になっています。これがエスプーマ(亜酸化窒素を使用した調理法。山田チカラ氏はその第一人者)によるものでしょうか。車内でこの様な手間のかかりそうなスイーツが出てきたのは意外でした。 〔飲料〕  飲料用のコースター。ゴム製で立体的に作られている部分もあります(持ち帰りは出来ません)。お土産用として商品化して欲しいものです。  今回はホットドリンクは注文していません。ドリンクの量は、富士山ビュー特急(下記リンク記事参照)よりも少なめですが、色々な味を楽しむための配慮ではないかと思います。また、氷が入っていない点(それでも十分に冷えている)、アイスティー、アイスコーヒーについては特にガムシロップやミルク等が付かない点が特徴です。ストレートでじっくり味わって欲しい、という事なのでしょう。  写真左は『手むきみかんジュース』。他のコールドドリンクより少なめで出てきます。適度な甘さと酸味で美味しいです。また、大人向けの飲料が中心と思っていましたが、子供連れの方でも安心して注文できます(他に『やまももドリンク』もあります)。  写真右は『紅茶(フレンチアールグレイ)』。  個人的に乗車前から楽しみにしていた『ミカフェート ザ・ロイヤルエクスプレスブレンド-ゴールド-(アイス)』。写真に載せたもの以外に『シャトー・ラグラーヴ・エクスプレッション 赤』までいただきましたが、これはおかわりしました。家で楽しみたければ、お土産用にボトルに入った豆(挽いたものも有り)を販売しているのでそちらの購入をおすすめします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【車内販売品(2017年7月21日)】 《カンバッジ》 《ボールペン》 《ピンバッジ》 ====================================== 【写真・乗車記】 《東急線武蔵小杉駅 運行開始PRイベント(撮影日:2017年6月10日)》  ポスター、のるるんのぬいぐるみ、水戸岡鋭治氏デザイン画のボードが展示されていました。 《運行開始初日(撮影日:2017年7月21日)》 〔東横線横浜駅 THE ROYAL LOUNGE YOKOHAMA(ザ・ロイヤルラウンジ横浜)〕  東横線横浜地下2階には、THE ROYAL EXPRESS乗客専用のラウンジが開設されました。写真は地下2階みなみ通路側の案内看板。  写真左は『THE ROYAL LOUNGE(ザ・ロイヤルラウンジ)』。乗客専用のラウンジです。運行開始初日はプラチナクラスの方が利用出来ました。写真右は『THE ROYAL CAFE YOKOHAMA(ザ・ロイヤルカフェ横浜)』で、2017年8月にオープンします。運行開始初日はゴールドクラスの方のラウンジとなりました。  北東側には『THE ROYAL SHOP』(写真右)が準備中。南西側からラウンジ、カフェ、ショップの順で並んでいます。  ザ・ロイヤルカフェ横浜の入口横には、列車内に設置される号車を示すプレートが飾られており、ここから列車旅が始まることを印象付けます。  ラウンジから列車内にかけて印象に残った点は、女性の参加者が多く、その方々は各所を芸術鑑賞の感覚で、じっくり眺めたり、写真撮影をしていたこと。  ザ・ロイヤルラウンジ横浜の西側では、運行開始セレモニーが行われました。東急電鉄鉄道事業部本部長、JR東日本横浜支社長のご挨拶では、両社の協力、伊豆クレイルとの連携といった言葉から、多くの人が気にしていたのではないかと思う『伊豆クレイルとの競合』は考えていないようです。実際には車両の雰囲気や料理監修者、値段など大きく異なるため、むしろ、それぞれの列車を片道ずつ利用する需要も考えられそうです。本来I列車の乗車1週間後, IZU CRAILE 1st ANNIVERSARY(伊豆クレイル1周年記念)号に乗車し、初めて伊豆クレイルの食事付プランを体験しました。贅沢な時間と感じられる点は両者共通ですが、カジュアルな伊豆クレイルと、豪華なTHE ROYAL EXPRESSで、しっかり棲み分けされています。  その後、水戸岡鋭治氏のご挨拶、大迫淳英氏のテーマ曲演奏が行われました(写真)。  セレモニー終了後は号車別にラウンジから7番ホームまで移動を開始します。移動に要した時間は6~7分程度。ご高齢の方もおりますのでゆっくりと移動しました。  ドアが閉まった後に、ツアー参加者の1名がホーム上で写真撮影をしていて乗り遅れる事態が発生しましたが、無事に乗車。出発しました。早速、メニュー等が配布され、ドリンクの提供からスタート。その後、食事が各座席まで運ばれてきます(ゴールドクラスは自身の席で食事します)。 〔車内〕  1号車後部はファミリーシートや木のプールを設置。豪華観光列車にJR九州の特急う『あそぼーい』の要素が合うのか、ファミリー需要があるのかと思っていましたが、結構、お子様が乗車されていました。そして、皆様、とてもお行儀が良いのが印象に残りました。  アオガメのキャラクターが可愛いですが、この様なキャラクターまで設定されている点もあそぼーいと同様。  未だ3号車が空いていた時に撮影。同車はマルチスペース、売店で構成されています。初日のマルチスペースには、テーブルと椅子が設置されており、乗客や水戸岡鋭治氏がくつろいでいたり、大迫淳英氏の演奏、車内販売品(特注品)の予約購入者の待機場所となり、賑わいました。  4号車・キッチンカーです。国内最大級の観光列車なので、キッチンのみの車両まで作られました。 〔伊東駅〕  JR東日本の駅員の方々がお出迎え。更に伊東まで運転されてきた運転士の方まで加わり、盛大にお見送りです。 〔伊豆高原駅〕  伊豆高原駅で初めてドア扱いがあり、車外に出られます。また、長時間の停車時間があり、ホーム上ではマルシェが開催されています。特産品販売や鯵などの試食もありました。 〔片瀬白田駅出発直後〕  片瀬白田駅発車直後には、珍しい海側から漁船による歓迎。大漁旗を振って下さるだけでなく、少しの距離ですがTHE ROYAL EXPRESSと漁船の並走もありました。 〔伊豆急下田駅〕  乗客には花のプレゼント。そして、構内では歓迎セレモニーが開催されました。  下車後も多くの乗客が満足そうな顔をしていました。初日の乗客は女性の方の割合が6割くらいのように見えましたが、先述の通りラウンジで熱心に写真撮影したり、車内販売品のうち注文・後日発送の商品の方には女性客が興味を示し(男性はポストカード等の車両に関するグッズに興味を示していた)、行列をつくる状態になっていた点から、女性は『芸術品』として水戸岡作品を楽しんでいるように見えました。 【関連記事】 《伊豆急行線のメイン記事》  伊豆急行 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東京急行電鉄、伊豆急行 THE ROYAL EXPRESS
サイト名 13番まどぐち
タグ 東京急行 鉄道 鉄道(2セク→JR乗入・貸出)
投稿日時 2017-07-29 00:32:01

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