東京モノレールから、イマイチ派手さのない子・2000形をご紹介のコトですよ！9月12日に停電を引き起こしちゃった2000形。先頭車両から「ボン」という音がして止まってしまったとのこと。結果大停電で全線で運転ストップ！乗客は対向の路線の車両に乗り移り、バスで移動したとのことですが、…… more 航空利用なのに、後続のJAL・ANAに振り替えて大幅なタイムロスを食らったり、ローカル便だと当日の便がありません！　というお客さんも多かったと拝察いたします。余談ですが、乗客の救援に駆け付けたのは、1000形でした。そんな中、2000形のコトです。2000形のデビューは1997（平成9）年のこと。旧型の車両を置き換えつつも、先代1000形や新型の10000形と共通で運用されています。2000形は、1000形に比べ丸っこいアタマが特徴的で、走ってくるとレールを食べながら進んでくるように見えたりも・・・って感じるのは“まつもと”だけかな！平べったいイメージの1000形と比べると、2000形はなんかの生き物のような印象を受けます。ちなみに2000形の全高は4362ミリ、1000形も4362ミリと変わらないんですよね。2015（平成27）年から、白+黄緑+水色の新塗色に変更された子もいますが、旧塗装のまま頑張ってる子もいます。従来の1000形が、1964（昭和39）年の開業当時以来の抵抗制御車なのに対し、2000形からはVVVFインバータ制御に変更されています。設計最高速度は90キロ。東京モノレールでは、開業当初は100キロ運転をしていたそうですが現在の営業最高速度は80キロ。それでも、海の上の高架軌道ですからね、横揺れがすると結構怖いわけでして！しかも道路をまたいたり、線路をくぐったりと、アップダウンの激しい軌道です。高所恐怖症の方には、京急をお勧めします。閉所恐怖症の方?京急も東京モノレールも羽田空港は地下駅なので、高速バスがお勧めかな?駅に2000形が入ってきました。実は1000形までは片開き扉だったのが、2000形からは両開きになっています。短時間で多くの乗客を捌く必要性から変更されたのだと思います。なにせ、モノレール浜松町駅での折り返し時間は、乗務員交代、乗客の乗降すべてコミコミで3分という時間帯もあるわけです。あんなに片開き扉にこだわっていた京急も古参の700形を除き両開き扉を採用しているわけですからね。新塗装のここが変！窓は傾いていないのに、黒塗装の部分に角度をつけてスピード感を演出しています。「TOKYO MONORAIL」のロゴも斜めです。旧塗装の車両は色分け部分がまっすぐ、水平なんですよ。中間車です。両開き扉が見えます。荷物を持つ客を捌くには、ちょっと幅狭かな?＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿【読売新聞記事から停電事故の概要について】　１２日午後２時１５分頃、東京モノレールで停電が発生し、全線で運転を見合わせた。　羽田空港に向かう下り電車（６両編成）が、東京都大田区の河口付近にある高さ約５メートルの高架上で立ち往生。乗客３７人が車内に閉じこめられたが、約１時間後、上り線に救援の電車を横付けし、避難用の橋をわたして乗客を救出した。けが人はいなかった。　東京モノレールによると、停止したのは、浜松町発羽田空港第２ビル行きの普通電車で、昭和島駅から約６００メートル離れた高架上で停止した。全線の運転再開は同４時４５分頃で、上下７５本が運休、約１万６０００人に影響した。同社は、車両の故障が停電の原因とみて、詳しく調べている。 close

東京モノレール2000形～まるいアタマの2000形！