豊橋鉄道・渥美線の電車は、すべて元東急7200系の豊鉄1800系3両編成で走っています。何年前のことか・・・カラフルトレイン計画が発動され、前部の編成が、豊橋市・田原市・渥美半島にゆかりのある花の名前が、各編成にひとつづつ割り当てられました。ということで、1805編成は紫の「菖蒲…… more 」です。貫通扉のところの乗務員さんは、研修中?　指導運転士?　単なる便乗?あ、便乗とキャプションに書いてしまいましたが、乗務員や駅員が乗務員室に乗り込み、移動することを便乗といいまして、なれ合いのように見えたり、不正のように見えたり、見た目がよろしくないとも言われてしまいます。が、これをしないと乗務員交代ができない、だとかラッシュ帯勤務の乗務員や駅員が足りなくなっちゃいます、というもっと大きな問題が出てきてしまうので、仕方ないんですよね。ダイヤ乱れの際に「乗務員手配のため、しばらく停車します・・・」という放送がまさにそれ。業務用携帯で通話しながら、階段を上がって隣のホームの電車に小走りで向かっていった運転士を見たことがありますが・・・というわけで、便乗は鉄道会社としては「見た目もあれだし、労働時間には含まれるし、そのくせ実働はしてないし」ということで、便乗する列車は最小限に計画するそうです。話がそれました！　すみません。三河田原駅の一つ手前の神戸駅でしばらく撮影をしていました。三河田原駅では折り返しの列車だけがホームに入線するよう昼帯の15分ヘッドのパターンダイヤでは設定されています。そのため、隣の神戸駅で行き違いをすることになるわけでして。三河田原行き「しでこぶし」と新豊橋行き「はまぼう」の交換です。渥美線は全列車車掌乗務のツーマン運転。無人駅でベルがない駅では、笛で発車の合図をします。1804編成は「ひまわり」。青色だけど「ひまわり」。文句ありますか!?今度は、三河田原駅からです。ピンクの1809編成「桜」がやってきました。この辺りの編成は、中間車に先頭車組み込みの無理矢理スタイルではないようですね。というわけで、折り返し駅なので車内の写真を。ある程度混雑した車内でカメラ取り出して・・・という度胸は、時々あるけど普段はありませんなのです。東急車輌／昭和42年のプレートが出てきた！“まつもと”よりずっと年上の子だ！昭和42年のツーハンドル、という感じです。貫通扉がつくと、（貫通扉は使用しないので横に広くはなりますが）運転席自体は半室構造になっちゃうし、古い車両は運転席にクーラーがなかったりと乗務員氏もいろいろ大変です。と、貫通扉の上に面白そうなもの発見！と、貫通扉の上に何やら面白そうなモノを発見！これはもしや・・・行先幕をくるくる回して設定するハンドルだよね。テプラの「豊橋↓」「田原↓」が物語っていますよ。では三河田原駅で交代する運転士さんがクルクル君を作動させるところを外から見てみましょう。三河田原行きで走ってきたからねくるくるハンドルを「豊橋↓」方向に（反時計回り）に回し始めました。幕が下の方に巻き取られていきます。幕が回って新豊橋が降臨。所定の位置で止まりました。「どうせ「新豊橋」と「三河田原」だけなんでしょ?」というと、そうでもなく、早朝・深夜に「高師」行きがあったはずですよ。ほかにも、「大清水」「老津」「回送」というコマがあるそうですね。試運転車両は、大清水～老津間で行われることが多いのですが、そのためのコマでしょうか?でも営業運転じゃないし、ね。ところで、幕式表示が「くるくるハンドル」ではなく電動式の編成もいたりするので、豊橋鉄道、乗務員に任せられるところは人間の判断力をアテにしています！1806編成「しでこぶし」と、1807編成「菜の花」は電動で、側面の行先表示幕が生きている編成です。10編成のうち2編成だけだけどな！元東急の行先表示窓ですから、東急っぽい形状です。つまり、細くて横長の窓です。京王電鉄の7000系もそうだけど、表示窓の枠がリベットやら何やらでゴツゴツしてますよね。ボコボコ窓枠、京王7000系ですが何か?京王は小窓が好きだよね。井の頭線から転属した各地の元1000系も小窓を活用してるし。フォントは丸ゴシック。白地に黒文字ですね。東急のようなスマートさがなく、野暮ったさを感じさせてくれる微妙なバランスの丸ゴシックですね。Disってるんじゃなくて、妙に納得してるんです。東武の幕式も、微妙なバランスの悪さが丸っこくていい感じこれがLED表示にはない温かみというヤツですね！“まつもと”は急行・近郊列車の「サボ」の時代も知ってる世代ですけど、LEDにもうちょっと優しさとか遊びの部分があるといいよね！・・・え、東武やメトロのLEDはよく故障してる?　色が違ったりしてる?いやぁ、そこはちゃんとしようよ！ close

豊橋鉄道・1800系（後編）～15分間隔のパターンダイヤで便利！