今回乗って見てきたのは、富士山麓の平地をトコトコ走る静岡県富士市の岳南電車・7000形のコトですよ！岳南富士岡駅にやってきた7000形（7002）。民家のすれすれを走ってるけど、大丈夫なのか心配になります。朝・夕の多客帯は2両編成の緑の8000形「がくちゃんかぐや富士」が担当して…… more いますが、昼間の閑散帯は、単行運転ができる7000形の出番となります。7000形は車庫に入らず、岳南江尾駅でお昼寝待機となりますが、その岳南江尾駅に到着する7000形です。本来なら富士山がきれいに見える駅なんですが、真北に新幹線の高架が走っているため、富士山のアタマの部分しか見えなくなってしまいました。特に観光路線というわけではないので、3扉・オールロングシートの車内です。7001は昭和42年製造、7002は昭和48年製造。いずれも、京王井の頭線を走っていた3000系が種車です。岳南鉄道（当時）では、旧東急のアオガエルこと5000形が走っていましたが、老朽化が想定以上に早く進んでしまいました。そこで、京王3000形を譲り受けることにしたのですが、8000形として中間電動車2両を片運転台に、7000形は中間電動車1両を両運転台に、改造大好き「京王重機」にギコギコ作り直してもらい、新しい顔をつけて、それぞれ岳南鉄道にやってきたのでした。8000形はワンハンドルマスコン、7000形はツーハンドルと統一されていないのが岳南クオリティ！実は7000形のほうが後から改造されて譲渡されたかため統一されてない、らしいです。井の頭線の正面窓下の行先表示は、ありません。中間電動車を改造したので、そこまで手が回らず、安上がりに(?)FRPで顔全体を造っちゃったから、のようです。代わりに、助士席上に幕式の行先表示機を設置しました。松本電鉄（アルピコ交通）の3000系も、助士席上幕式でしたよね。上毛電鉄は井の頭線3000系の原型に近いのですが。岳南電車の各駅からは、違った角度、違った背景で富士山が見えるそうですので、ぜひ新赤ガエル7000形、がくちゃん8000形に会いに来てくださいね。7001がまさかの塗装変更してますしね！貨物運送がなくなって大変なのよ、岳南･･･ close

岳南電車7000形～単行専用の電車、今でも！