コナサン、ミンバンワ！依然として、朝鮮半島情勢が緊迫している様だ。先日も、北鮮の軍関係者と思われる人物が、最も警戒の厳しい　板門店(ぱんむんじょむ)から大韓民国側へ、亡命と思われる越境を図り、北鮮側の銃撃に遭って、同国側の病院で治療中だが、意識不明の重体との事。我国側の一人として…… more も、越境の経緯を少しでも詳しく知りたい所だが、今は韓国側の発表待ちのやむなきと言う所か。この事は、我国で長く懸案となっている「北」拉致事件の被害者各位の安否にも関わるので、もし情報を知り得る立場ならば、確実な回復を願い、少しでも明らかにして欲しい所ではある。 本題です。先月に続き、今月中旬、首都圏の私鉄大手　東急こと東京急行電鉄の大幹線　田園都市線にて、朝方の混雑時に、電源系の不具合による停電が発生、同線での列車運転が、数時間に亘り不能となる事態に陥り、12万超の利用者各位に影響が出た。変電所から、電車列車に電力を送る、送電系の不具合が原因の模様だが、東急電鉄は、去る10月にも同様の電源系事故を起こしており、この時点で、絶対に再発を防がなければならないはずだった。 なぜ、輸送のプロとして、してはならない「同じ失敗」が繰り返されたのか、関係各位は、施設、技術、組織の各方面から徹底して究明し、強い再発防止への　具体的な取り組みを明らかにする義務があるだろう。同時に、東急以外のJRと私鉄各社も、この事故に鑑み、自社路線の点検整備に　今まで以上に注力し、同様の事態を招かぬ様努めて頂きたい。 聞いた話ではあるが、此度の事故の一因は、東急電鉄内の、ヴェテラン技術職から若手社員への、技の伝承が十分に行われているとは言えない所がある様だ。人命を預かる重要な部門で、どうも若手達に、それに見合った自覚と本気度が育ち切っていない所があるらしい。「厳重な指導強化を！」と多くの方々は思われるだろうが、この問題、東急電鉄一社だけ、又、企業の組織レベルだけで済む問題ではないかも知れない。 若手社員達の多くは平成生まれ。今世紀初め「就職氷河期」で苦労した年代の各位も、それはあるだろうが、総じて　何不自由ない、豊かで便利な環境下で育ち、昔と違って、渇望する気持ちを持ち難くなっているのではないだろうか。新しい技術の習得や研鑽にも、後ろ向きの人々も少なくないらしい。これを放置すれば、又いずれ、より深刻な輸送障害事故を招く事ともなりかねない。 実務を学ぶ、企業での教育以前に、親達や学校から学ぶべき、人間レベルの教育が行き届いていないせいかも知れない。人としての前提が　一定でもできていなければ、それはその上に積み重ねられた事共は、全部狂ったり、不具合を抱えたものになってしまうだろう。これも昨今問題視される、主要自動車メーカーの、無資格検査員による、完成車検査問題と、何か通底しているものを感じたのは拙者だけか。 前述の完成車検査問題は、検査制度が現状に合っていないとかの問題点も、それはあろうが、実際に深刻な障害を生じている所は、決して見過ごされてはならないだろう。此度の、東急電鉄線障害事故は、企業の努力だけでは、カバーし切れない所がある事を、我々に教示している様に思えてならない。行政も含め、総合的にどう再発防止策を講じるか、今までにない視点で臨まないと、解決しない様にも思えるのだが。今回画像は、東京都内　田町付近を行く、東海道・山陽新幹線の様子。送電系の不具合事故は、私鉄のみならず、時に　新幹線でも生じる事がある。同じ間違いや問題を繰り返さない為に、どう努力をすべきかを、各方面が皆で考えるべき状況になっている様な気がする所です。以下に、東京急行電鉄のHPをリンク致します。　http://www.tokyu.co.jp/ close

東急電鉄線の、運行障害事故に思う事