上信電鉄、31年ぶりの自社発注新造車、7000形のコトですよ！ホントは東武や東急から中古車が出ないかと狙っていた上信、秩父鉄道や上田電鉄がうまいこと中古車をゲットする中、タイミングよく大手私鉄の更新のタイミングからずれてしまったようでして。（wiki先生のお説）従来からお取引があ…… more り、なおかつ小ロットでの車両発注に柔軟に対応してくれる「新潟トランシス」に発注、みごと31年ぶりの新型車導入と相成りました。なお、上信電鉄では初のVVVFインバータ制御車でもあります。500形（元西武新101系）に似た前面窓ですが、センターピラーが黒いのでむしろ西武3000系に似てるかな？そうは思っても、7000形は上信オリジナルの車両です。2両1編成が絶賛運行中ですよ！オリジナルの西武3000系を置いときますね。国の補助金を利用しての新車導入だったため、平成22年から、2両を2年度に分けての入庫となりました。国からの補助金では、2両を1度に導入できないんだとか。単行運転の会社がターゲットっていう補助金なんでしょうか??よくわからない･･･ホントは、6000形と7000形の間に、西武からの中古車が来てるんですけどね！20メートル3ドアの中古車供給は、西武新101系くらいなもので、3扉にこだわるなら18メートル級、20メートル級にこだわるなら4扉、となってしまうわけですね。ちょっと待てば、上信電鉄がちょっと妥協して18メートル車のメトロ03系や東武20000系が来てたのかもしれません。もっとも、高崎駅に近づくと猛烈なラッシュの便もあるそうですから、18メートルは「なしだな！」だった可能性も捨てきれませんね。7000系は、昼間帯から尾灯を点ける上信電鉄では少数派の車両です。JRをはじめ、大手私鉄や地方私鉄でも昼間帯から前照灯を点ける鉄道会社もありますが、上信電鉄はいずっぱこ同様「点けない派」のようです。（大手でも折返し待ちの間は消灯という「中間派」の西武鉄道もいますが）上信電鉄は、ラッピングや独自塗装が名物のようなもので、全面広告車両や、過去の「銀河鉄道999」のように側面も楽しい車両が多いわけでして。7000形の場合はどうかといいますと、デビュー当初はまっちろけな車体でしたが、ラッピングではなく「オリジナル塗装」が施されました。塗装を担当したのは、高崎産業技術専門校の学生です。デザインは公募の結果、高崎高校の学生の案をもとにしたもので、レンガに見えるのは、世界遺産にも登録された「富岡製糸場」、2両編成の連結部分には、社門をドカーンとぶっこんで「世界遺産の富岡製糸場へは上信でね！はい今日も上デキです！」地元愛溢れる電車が走ることとなりました。ぐんまちゃんはいないけどね！（7000形登場時は、まだ世界遺産申請中でした）余談ですが、7000形が上信電鉄仕様になっている箇所がありまして、20メートル3扉の、構造上は何の変哲もない車体に見えますが、ワンマン運転の運賃収受の効率化のため、運転席寄りのドアが若干運転席側によっているんだそうですよ！官営富岡製糸場が世界遺産に登録され、上州富岡駅もリニューアルされました。観光客が増加することを願って・・・いや見越して（前向きにね）、車内はセミクロスシートが採用されています。もっとも6000形登場時もセミクロスシートだったようですから、6000形のようにロングシート化される可能性も・・・・・・いやいや、ラッシュ時以外の運用なら、問題ないと思うよ！！ close

上信電鉄・7000形～中小私鉄、意地を見せての新造車！