ダイヤ改正までまだ1週間以上ありますが、一部列車や車両ではその準備が着々と進行しつつあります。札幌～東室蘭・室蘭間を結ぶ「すずらん」に充当する一部車両でその準備が実施されていたので紹介します。1枚目と2枚目の写真は、2月22日のL特急「すずらん4号」のものを撮影しました。充当車両…… more は789系1000番台HL-1003編成でした。どの車両もダイヤ改正後に合わせた「特急」の表示となっていました。3月ダイヤ改正までは「L特急」のため、3枚目と4枚目の写真のように表示されるのが一般的です。このように、ダイヤ改正前から着々と準備している車両もあります。ヘッドマークについても変更点がありました。デザインなどは変更されていませんが、従来、「すずらん」➡「SUZURAN」➡「JR」➡「すずらん」・・・（繰り返し）と3パターンに表示が切り替わりましたが、表示の切り替えはなくなり、写真の「すずらん」の固定式になりました。機会があれば、確認してみてください。「L特急」から「特急」へと事実上格上げされるわけですが、時刻や停車駅が変わるわけではありません。同じ車両を使用する「カムイ」が3月ダイヤ改正で特急に格上げされることから、同一車両を使用する「すずらん」についても、同じ措置を実施するといった流れだと思います。全国的にも「L特急」が少なくなりつつあります。2016年3月ダイヤ改正現在、全国でL特急を名乗る列車は5つしかありません。時代とともに「L特急」と「特急」の意味合いが曖昧になり、特急に統一していったため、数を減らしていったようです。L（エル）にはさまざまな定義づけがあるようで、特にliner、lightといった意味が強いと思います。通常の特急列車に比べて一定の間隔で運行されていたり、本数が多く、短距離輸送を目的とした特急列車に多く用いられたと思います。必ずしも全ての意味を含む列車が該当するわけではありませんが、北海道の場合はこれらのほかに・・・（１）特急列車よりも停車駅が多く設定される傾向にある（２）全て電車による運転である（３）グリーン車の設定がないこの3点がさらに含まれます。3月ダイヤ改正後、札幌～旭川間については、引き続き毎時30分または1時間間隔で特急列車が設定されますが、「ライラック」、「カムイ」ともに混ざった運用であり、運行時刻を除き、一定の間隔で設定される列車ではなくなります。さらに、「ライラック」として投入される789系0番台が、元々「L特急」ではなく「特急」として使用されていたことや、グリーン車が設定されていることなどを加え、「カムイ」として運行する789系1000番台とも同一の所要時間での運転となることから、これらを総合的に判断して特急への格上げが実施されたと思います。そして上記に記載した通り、「カムイ」と同一車両を使用する「すずらん」についても、サービスレベルが同じという観点から、「特急」に格上げするといった流れだと思います。「特急」になるとはいえ、「すずらん」の場合、引き続き「すずらんオプション特急券」が設定されているので、従来から特急だった「北斗」や「スーパー北斗」よりも札幌～室蘭間は気軽に利用できることは変わりません。同じ車両を使用する「スーパーカムイ」も気になりますが、こちらは愛称自体が変更になるため、「特急　スーパーカムイ」のような表示にはならないと予想しています。こちらはダイヤ改正までおわずけです。↓ブログランキングにご協力お願いします↓ にほんブログ村 close

ダイヤ改正前からフライング！！「すずらん」は既に特急表示に！