道東の鉄道・バスを乗り回す旅(2日目)の詳細

道東の鉄道・バスを乗り回す旅(2日目)
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道東の鉄道・バスを乗り回す旅の2日目は、網走から出発です。第5ランナー網走駅6:41→知床斜里駅7:22普通釧路行 キハ54-523朝の始発だけど、日曜だし空いているだろう…と思って発車10分前に駅に行ってみると、なんと9割はすでに座席が埋まっていてびっくり。ほとんどが観光客で、…… more そのうち3割は外国の方でした。発車して斜里に向かう途中で多少の乗降はありましたが、地元客はほぼゼロに近い状態のまま、知床斜里駅に到着しました。知床斜里駅で大半の乗客が降り、空席が目立った状態で釧路へ向かっていきました。世界遺産になった知床の玄関口ということもあり、知床斜里駅も、斜里バスターミナルもきれいに整備されています。また、駅前には大きなホテルがあるほか、セイコーマートも国道を挟んだ反対側にあります。ただし、待合室があまり広くなく、外で待つ人もいました。また、コインロッカーがあるものの、あまり多くなく、使用率はかなり高かったように思います。ここからはバスを利用することが多くなりますが、今回のバス旅でお世話になるのが、「阿寒・知床国立公園7daysフリーパスポート」です。阿寒バスの釧路羅臼線など、釧路近郊以外の多くの路線が乗り放題になるほか、斜里バスの知床線(斜里バスターミナル-ウトロ温泉バスターミナル)と、斜里バスと網走バスが共同運行している、ウトロ温泉バスターミナルと女満別空港を網走経由で結ぶ「知床エアポートライナー」、根室交通の中標津空港-中標津バスターミナル間も乗り放題になるという素晴らしいフリーパスです。7日間で1万1千円と結構なお値段ですが、今回はそれ以上乗車するので、十分元を取ることができました。なお、フリー区間が釧路-釧路空港-阿寒湖-摩周湖-川湯温泉-美幌峠-美幌駅-女満別空港-網走のほぼ一直線のルートのみの「阿寒国立公園・網走4daysフリーパスポート」もあり、こちらは4千円とかなり割安になっています。ただし、どちらも7月から10月初めまでの期間限定で発売されています。斜里バスターミナルの窓口の開く時間がよくわからなかったため、前日のうちにフリーパスポートを網走バスターミナルで購入しておいたのですが、8時前には既に窓口は開いていました。この後は、ウトロ温泉よりも先にある知床五湖を目指すのですが、フリーパスポートの範囲はウトロ温泉バスターミナルの次の知床自然センターまで。乗り越した分は降りるときに払えばいいのか疑問に思っていたので、外国人で長蛇の列になっている(5分ほど並びました…)窓口で聞いてみると、「降りるときに払ってください」とのこと。ちょうどバスがターミナルに入ってきたので、このまま乗車することにしました。第6ランナー斜里バスターミナル(知床斜里駅)8:10→ウトロ温泉バスターミナル9:10→知床五湖9:35斜里バス 北見200か213 PJ-MS86JPウトロ温泉バスターミナル行とはいうものの、実際は知床シャトルバス(詳細は後述)として、カムイワッカ湯の滝までそのまま直通するとの案内がなされていました。乗車しようとして、フリーパスポートを見せると、運転手氏に「どちらまで?」と聞かれたので、知床五湖に行く旨を伝えると、「これだと知床五湖は行けませんよ、窓口で切符を買ってください」とのこと。先ほどバスターミナルの窓口で降りるときに現金で払ってくださいと言われたことを話すと、「そんなことはないはず、今から聞いてきますので待っててください」と言われ、車内で待つこと3分。運転手氏が帰ってきて「今から窓口で切符を買ってください」とのことで、慌てて降りて切符を買いました。窓口の方には「お騒がせして申し訳ありません」と言われましたが、そもそも乗れば乗るほどお得なフリー切符を使っている身なので、文句は言えません。今シーズンの発売が始まって1か月以上たっているのに、取り扱いが対応する人によって異なるということだけは気になりましたが…。 ちなみに、同じフリーパスポートを利用している人が自分以外にも1人にもいて、同様に窓口で切符を購入していました。ちなみにその切符はこちら。斜里バスが東急グループだった頃の乗車券を現在も使用しているようで、東急グループのロゴが入っています。知床シャトルバスは往復券のみの販売になっているそうで、片道480円の券を2枚購入し、往路の知床五湖と復路のウトロ温泉バスターミナルで降りるときに渡してくださいとのことでした。いろいろありましたが、斜里バスターミナルを5分ほど遅れて発車。路線バスなのでバス停は集落や民家がある場所に設置されていますが、実質観光客向けの路線、それも日曜朝のウトロ温泉行ということもあり、乗降はありませんでした。英語の自動放送もありましたが、外国人観光客が乗降しそうなバス停にのみ設定されており、ほとんどのバス停は日本語の放送のみでした。斜里の市街を抜けると、一気に北海道らしい景色が広がります。斜里を出て30分ほどたつと、海沿いを走るようになります。遠くには陸地が見えました。どうやら、網走や紋別のあたりのようです。先ほどの騒動で5分ほど遅れて発車しましたが、快調な飛ばし具合で回復し、定刻よりも早くウトロ温泉バスターミナルに到着しました。ここで数人が下車しましたが、それ以上に人が乗車してきました。路線バスの終点はここウトロ温泉バスターミナルですが、知床シャトルバスとなってカムイワッカ湯の滝まで直通します。知床半島の自然環境保護と道路渋滞解消のため、知床五湖より奥(カムイワッカ湯の滝方面)は自家用車の通行が規制されています。また、知床五湖は駐車場が狭く、駐車場の空きを待つ車が多数発生します。そのため、ウトロ温泉バスターミナル-知床自然センター-知床五湖-カムイワッカ湯の滝間で運行されているのが「知床シャトルバス」です。8月に約40分間隔で運行されており、お盆の時期は20分間隔で運行されています。カムイワッカ湯の滝に向かう人は、知床自然センターでシャトルバスに乗り換えることになっています。知床シャトルバスは斜里バスの路線バスではないため、阿寒・知床国立公園7daysフリーパスポートのフリー区間には含まれておらず、別料金となります。そのため、斜里バスターミナルで先ほどの騒動が起こったのでした。時間になったので、知床五湖へ向けてウトロ温泉バスターミナルを出発。ウトロ温泉を山の上から望むとこんな感じ。知床自然センターでは何人か乗ってきましたが、既に満席に近い状態だったため、乗り切れない人の方が多く、乗らずに臨時増発便を待っているようでした。なお、この日の臨時増発便の運用には、相鉄バスから移籍したトップドア7Eが入っており、知床自然センターと知床五湖・カムイワッカ湯の滝をひたすら行ったり来たりしていました。知床自然センターを出て少し行ったところにある河口。河口といっても周囲の標高は高く、写真のような大きな岩場もありました。これを見たときに、なぜか「スーパーマリオサンシャイン」の「マーレのいりえ」を思い出しました。もう発売から15年たつんですね(その話はどうでもいい)先ほどの写真からすぐにこのような景色になります。この後、山の下の川を渡るために、画像右手にある坂を一気に降りていきます。アップダウンが激しく、乗りバスという視点ではかなり楽しめました。車が数台止まっていて、人が降りている場所があり、運転手氏から「キツネだと思います、熊だと降りてないと思うので」とアナウンスがありました。確かに、熊だと「車から降りて見物しよう!」とはならないでしょう。なお、この運転手氏はかなりおしゃべりで、ウトロ温泉バスターミナルから先は積極的な観光客向けアナウンスを行っていました。知床五湖に到着。世界自然遺産を堪能して、ウトロ温泉バスターミナルに戻ります。第7ランナー知床五湖10:20→ウトロ温泉バスターミナル10:40斜里バス 車番失念(写真無し)知床観光を終え、バスの撮影をするために、一旦ウトロ温泉バスターミナルに戻ります。この時点では、もと相鉄のトップドア7Eが知床自然センターと知床五湖・カムイワッカ湯の滝を往復する臨時増発便に入っているとは知らず、来るはずのないバスをウトロ温泉バスターミナルで待ち続けることになります。第8ランナーウトロ温泉バスターミナル12:30→知床自然センター12:38斜里バス 北見200か153 KL-MP35JP(知床斜里駅にて撮影)ウトロ温泉バスターミナル周辺で7Eを待つこと2時間、「もしかして、7Eは知床自然センターより奥で動いてる?」と、ようやく気付き、知床自然センターに戻ることに。ちょうど主に夏季を中心に運行され、阿寒バスと共同運行している「ウトロ羅臼線」の羅臼行が発車するところだったので、知床自然センターまでの短区間ではありますが、乗車することにしました。この日は、朝8時前に斜里をホテルの従業員送迎で出ていった長尺エアロスターワンステがウトロ羅臼線の運用に入っていました。ウトロ羅臼線はフリーパスポートで乗車できる路線なので、追加料金は発生しませんでした。知床自然センターで7Eを撮影したあと、余った時間で周辺を散策しようとしましたが、この日の朝に熊が出たらしく、散策路は閉鎖されており、知床自然センター内の椅子に座って時間を潰しました。第9ランナー知床自然センター14:13→ウトロ温泉バスターミナル14:20→斜里バスターミナル(知床斜里駅)15:20斜里バス 北見200か183 PJ-MP35JP(ウトロ温泉バスターミナルにて撮影)またもやエアロスター長尺車ですが、こちらはトップドア車で、こちらの方が居住性は快適なはず…と思いましたが、満席に近い状態で1時間詰め込まれたので、あまり快適ではありませんでした。結局寝ていたので関係ないと言えばそれまでしたが。乗客のほとんどが外国人でした。知床斜里駅に戻ってきました。次の列車まで30分ほどあるので、セイコーマートで食料などを調達し、2時間50分の長丁場に備えます。第10ランナー知床斜里駅15:57→釧路駅19:15頃普通釧路行 キハ54(車番失念)(写真無し)知床斜里駅には想像以上の人が待っており、列車が到着して乗車してみると、席を確保できずに立っている人もいるほど混雑していました。地元民が各駅で降りていくので、清里町駅を過ぎたあたりで全員座れたように思います。なお、この列車は一部の駅で長めに停車するため、比較的時間のかかる列車になっています。しかも、南弟子屈-磯分内間でシカとぶつかってしまい、現場に20分ほど停車したため、結局3時間以上かかってしまいました。乗客の多くは観光客で、網走から釧路まで乗り通す、知床斜里から釧路まで乗り通す、釧路湿原付近から釧路まで乗り通すの3パターンの客が多く、釧路湿原駅の手前の塘路駅あたりで再び立っている人が現れ、釧路到着前は、結局10人以上立っていたように思います。観光シーズンでなければ1両でも十分なほどガラガラなんでしょうけど、さすがにこの時期は1両だと全員座れないようで。(2日目 終わり) close

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タグ 旅・遠征 鉄道
投稿日時 2017-12-11 22:40:03

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