E351系撮影後は小淵沢駅まで戻り、白州のウイスキー蒸留所へ行きました。 白州蒸留所はサントリーが1973年に開設した2番目の蒸留所で世界的にも珍しい「森の蒸留所」として知られています。 小淵沢駅から無料シャトルバスがあると思ったのですが、冬が運転していないことが発覚してやむな…… more くタクシーで行くことにしました。ちなみに往復で４０００円かかりました。 園内を少し歩くとウイスキー博物館がありますが、その日は改修中で行けずじまいでした… まずは醸造・蒸留所へ行ってきました。 館内にはウイスキーの種類や原料の大麦麦芽を展示されており、ウイスキーについてより深く理解できるようになっています。写真右側にあるピーテッド麦芽は麦芽をピートと呼ばれる泥炭で乾燥させたものでこれによってウイスキーの燻製されたような香りが生まれます。 ピートで乾燥された麦芽は南アルプスの軟水と一緒になって仕込まれて麦汁になります。その麦汁はその後、酵母と合わさり、発酵されていきます。発酵された麦汁は「もろみ」と呼ばれ麦汁内の糖分は酵母によって分解され、アルコールと炭酸に変化しています。 白州蒸留所では保温性に優れた木製樽を使うことによって独自の風味を生み出しています。 もろみはその後、ポットスチルと呼ばれる窯を使用して２回に分けて蒸留されていきます。こちらでは様々な大きさの釜を使用して多彩な味わいを出しており、世界的に見ても非常に珍しい製法で蒸留しています。 蒸留されたばかりのウイスキーは樽に入れられて熟成されていきます。貯蔵庫の中に入るとウイスキーのにおいが立ち込めており、気分だけで酔いそうでした。また、ウイスキーのアルコールのせいなのかは分かりませんが、全身がアルコール消毒されているような気分でもありました。 一通りの工程を見終えた後はお待ちかねの試飲です。試飲では白州の他に白州になる前の原酒なども試飲できます。同じ材料で作られていても酒の種類によって、香りや味に違いが出てくるのが面白いです。 さらにおいしいハイボールの作り方も教わってくれました。「白州」は「角」などの他のウイスキーよりもすっきりとした味わいなので炭酸水との相性が非常にいいです。さらにミントを添えることによってよりすっきりとしたハイボールになっていきました。個人的にはミントの他にライムを添えてもおいしく頂けるのではないかと思います。 蒸留所内には土産屋の他にレストランや有料で様々なウイスキーの試飲ができる「Bar　Hakshu」などがありますが、ただでさえ酒が弱い筆者がこれ以上飲むと今後の行程に支障が出るので今回は行きませんでした。 close

小淵沢乗り鉄＆撮り鉄旅　その３