梅で一躍世界で最も有名になってしまった、中国の高速鉄道からのコトですよ！今回、山東省の青島市に行ったので、漢籍大好きな“まつもと”、孔子先生の故郷である曲阜まで高速鉄道でGO!ということに相成りました。青島柳亭国際空港の最寄り駅は、青島北駅です。高速鉄道、在来の普通列車とも青島発…… more 着、青島北発着があるようです。中国高速鉄道は、各駅とも列車別改札を行っています。「○○○○番列車、改札を開始します」とアナウンスが入ると、怒涛のような人波が改札を抜けてホームになだれ込んでいきます。ホームにははE2がどうとかJR東がどうとかというおそらく皆さんが期待していた車両とは違う列車が入って来ました。ドイツ・ジーメンスの車両をもとにしたCRH3型（CRH380B）というライセンス生産車です。川重、ジーメンス、アルストム、ボンバルディアとあちこちの車両（ただし国内ライセンス生産）が走っているのもユニークですね。それにしても、チャイナセンスといいますか。顔の真ん中に「和諧号」と堂々と書いちゃったり、先頭車の側面にドカーンと「和諧号」と書いちゃうところ、とかね。共産主義ってスローガン社会ですよね・・・。「○○を○○精神をもって実現しよう！」とか。和諧号という名前は、和諧（＝ハーモニー）社会を実現しよう！という触れ込みでしたよね。ちなみに、高速鉄道の全編成のおカオに「和諧号」の文字が入っているんだそうですよ。先頭車側面に「CRH＝China Railway Highspeed」のロゴ。先頭車が1等（ファーストクラス）とビジネスクラスです。特別座席は、かぶりつきができる展望座席だそうです。でもって、そこまでそこまでおカネを散財できない“まつもと”は2等車に乗車のコトですよ。要するに、普通車のことですね。日本の新幹線と同じ、2+3列シート。JR東日本の詰込み仕様ではなく、足元にちょっとしたキャリーバッグなら突っ込める、JR東海のゆったり仕様です。この列車で青島北駅から曲阜東駅へ向かいます。高速鉄道はすべて「和諧号」なので、途中をすっ飛ばす「のぞみ」なのか各停の「こだま」なのか、今一つはっきりしないのですよ・・・。曲阜は小さい都市なので、各停「こだま」しか停まりません。わかりにくい時刻表で（毎月新しい路線が開通しているから）見た各停の青島北駅発鄭州東駅行きの高速鉄道に乗ることにしました。あ、チケットの水色の地色に「E2」が隠れてた！各停にもかかわらず、スピードを上げる上げる！ドア上の表示に「速度307km/h」なんて出ちゃいましたよ。駅間距離が比較的長いためですね。中国人に言わせると、日本の新幹線は駅大杉、らしいです。車内販売で買ったお弁当です。どう考えてもシート後ろのテーブルに収まる広さじゃない！野菜スープ、骨付き鶏肉、牛野菜炒めとカボチャとサツマイモ、あーんど、米飯とインスタントスープです。ふうーーーっ、普通におなか一杯の量です。コンビニ弁当が小さく見えます！　・・・と食ったら眠気が。おっと、曲阜東駅は途中駅だからうかつに寝ちゃいけない！曲阜東駅に停車していた、CRH3の8+8の16連です。翌日、孔子廟をたっぷり1日かけて観光た帰りの列車です。やっぱりCRH380Bです。ほかのにも乗りたかったんだけどな。ところで、曲阜東駅の発車案内の電光掲示板です。なんかおかしいと思いませんか??左から列車番号、始発、終着、時刻、番線、改札してるかどうか、です曲阜東駅は、京滬（けいこ）高速鉄道線という大幹線にあります。いちばん上、始発が上海虹橋、終着が丹東。北行きですね。二番目は、始発が上海虹橋、終着が北京南。北行きですね。三番目は、始発が北京南、終着が厦門（アモイ）北・・・・・・南行きです。そう、上下線を区別せず、発車順序で並べているんです。路線網が複雑なのは確かなんですけど、せめて方向別に分けるって発想はなかったのかな・・・?たねあかし→改札順に並べてるんですってよ！ close

中国の高速鉄道に乗ってみた！～青島から曲阜まで