代走用車両を次々と失う宗谷線特急の詳細

代走用車両を次々と失う宗谷線特急
北海道の鉄道情報局
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記事タイトル 代走用車両を次々と失う宗谷線特急
概要

大雪の影響で函館本線の岩見沢~深川間で列車の運行ができなくなっています。現地の在住の人間(滝川市)から写真を送っていただきましたが、道路脇の雪の量の多さに驚きです。雪の量が多く、道路も片側2車線から1車線になっています。交通量の多い幹線道路であれば、渋滞の原因にもなります。管理者…… more は札幌市在住ですが、鉄道路線で営業キロにして80kmほど国道12号線を旭川方面へ進むと、写真のような全くの異世界が広がります。同じ北海道とは思えません。広大な面積を誇る北海道では、同じ北海道内でありながら、地域によって気候や気温差が激しいことが特徴です。それでも、鉄道などの公共交通機関は猛暑や厳冬期問わず、1年を通じて列車の定時運行に努めなければなりません。そう考えると、JR北海道の日々の運行体制は素晴らしいものがあります。予期せぬ大雪だったようで、2月13日に深夜に旭川方面へ向かっていた「カムイ」3本が美唄駅や砂川駅で前に進むことができなくなり、列車が立ち往生しました。乗客は13時間以上車内で缶詰状態だったということです。大雪や悪天候による列車の運行体系について、数年前に社会問題へと発展しました。当時は、悪天候を予測して事前に運休を決めるのではなく、遅延が発生してもとりあえず列車を運行させるという運行体系が、結果的に大幅な遅延を招いたり、函館本線の幌向周辺で本線上で立ち往生してしまったりしました。後にこれは改善され、現在のように、悪天候などが予想される場合は前もって列車を運休させることをホームページなどの運行情報で事前に知らせるなどの対策を実施しています。減速・減便以前にもこうした利用客が離れる要因がありましたね。そのような対応がしっかりととられているにも関わらず、数年前と同じような状況になってしまいました。決して対策が不足していたわけではありませんが、少なくとも再発防止へ向けて今回のような予期せぬ大雪の事態にも備えなければなりません。異常気象などが確認される昨今では、より一層その判断が難しくなりつつありますね。ここまで空知管内の大雪に関して記載してきましたが、題名の代走用車両が次々と失う理由と大雪はほぼ関係ないんです。特急「宗谷」・特急「サロベツ」で使用されるキハ261系0番台は予備車両が少ないため、ノースレインボーエクスプレス、キハ183系旭山動物園号が代走用として重宝されていますが、これら2編成に車両不具合が発生しました。大雪による列車の運休が発生していた裏でも、車両不具合によって一部の編成がリタイアしていました。2月12日の特急「サロベツ2号」で車両不具合が発生し、折り返しとなる特急「サロベツ1号」などが運休となり、翌13日の下りの特急「宗谷」はノースレインボーエクスプレスで代走運転となりました。しかし、異臭を感じ、大麻駅構内で列車は緊急停止し、2号車の床下から白煙を確認しました。空調やエンジンを止めたところ、においや発煙は確認されなかったことから、列車は待避施設を有する江別駅まで運行し、江別~稚内間を部分運休とし、乗客は普通列車や後続の特急「ライラック3号」で旭川方面へと向かいました。通常の車両が不具合の際、代走として重宝されるわけですが、その代走車両が車両不具合になるという、これも予期せぬ事態となりました。この影響で特急「サロベツ4号」も運休となりました。午前中に発生した車両不具合のため、旭川運転所(旭アサ)で給油時間で折り返し時間についても豊富に設けられている関係で、特急「サロベツ3号」については運休とはなりませんでした。そこで、所定の車両の代走列車の代走車両として今度はキハ183系旭山動物園号の5両編成に一般車1両を組み込んだ6両編成が13日の夕方以降に旭川へ向けて回送されたようです。最終的に遅延が発生したと思いますが、稚内方面への輸送は担いました。ですが、折り返しとなる本日14日の特急「サロベツ2号」の運用終了後、恒例の車輪フラットの問題が発生してしまい、折り返しとなる特急「サロベツ1号」、上りの特急「宗谷」が運休となってしまいました。前回代走運転を実施した12月21日と全く同じ状況になりました。これにより、所定の車両の代走運転の代走運転も途中で打ち切りとなり、宗谷線特急の代走用として重宝されていたこれら2編成を失いました。現在は既に岩見沢~深川間の除雪作業が終わり、列車の運転が再開されています。車両繰りの関係で15日の特急「サロベツ2号」が運休となっていますが、それ以外の稚内方面の特急列車については運休とはなっていません。1運用分はキハ261系0番台が確保できるので、上りの特急「宗谷」か特急「サロベツ1号」で営業運転に入るでしょう。14日22時現在、JRサイバーステーションで情報を確認すると、いずれの列車もグリーン車を連結するようです。代走車両が次々とリタイアした中で、所定のキハ261系0番台が無事に復帰できるのか、それとも一方をキハ183系一般車に「キロ182-9」などを組み込んだ代走車両を充当するのか気になります。後者の場合、波動用のキハ183系0番台・200番台を臨時「北斗88号」として2両ずつ使用しているため、代走運転が通常よりも厳しい状態となっています。どのような対応がとられるのか明日以降注目です。↓ブログランキングにご協力お願いします↓ にほんブログ村人気ブログランキング close

代走用車両を次々と失う宗谷線特急
サイト名 北海道の鉄道情報局
タグ 輸送障害 鉄道
投稿日時 2018-02-15 04:40:11

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