★運転間隔が統一されるが、意外にも本数削減が多いタイトルを見ると「？」と思うだろう。一見して矛盾したように見えるだろう。２０１８年（平成３０年）３月１７日のダイヤ改正で、JR東海の東海道線静岡地区（熱海～豊橋）は、意外にも大幅変更している。【均等化】「１０分／本」と思っているみな…… more さんも多いだろう。それは日中の話で、興津～島田と沼津～三島限定である。他の地域は、「２０分／本」が基本で、富士～沼津、掛川～浜松に限り１時間に１回だけ「１０分／本」になるタイミングがある。すなわち、「４本／時」の運行である。これは２０１８年３月のダイヤ改正でも変更はないが、前後列車との間隔となると話が変わってくる。例えば、改正前の初発は静岡５：０１発で、次が５：１５発、その次は５：５３発・・・となる。これが改正後は５：１５発が５：２７発に変更。初発は５：０１発で、次が５：２７発、その次が５：５４発とキレイに２６～２７分おきに揃えられる。ここであえて列車番号を書かなかったのは、改正前と改正後で順序が入れ替わってややこしくなるため。改正前は５：０１発が岐阜行きだったが、改正後は５：２７発が岐阜行きになる。（それ以外は浜松行き）他にもこのようなパターンがあって（詳細は時刻表を参照されたい）、特に気になるのを抜粋すると、朝６時台～７時台にかけての島田・藤枝・焼津→静岡では、一部で１５～２５分程度間隔が開く事があったが、改正後は概ね１０～２０分程度に短縮されて運行間隔もほぼ統一される。（完全な均等化にはなっていない）【拡大（運転本数削減）】ビックリしたのがこれ。「東海道線の静岡地区もお客が減少している」と思う事もあるが、これを見事にダイヤに反映させた。静岡→焼津・藤枝・島田・浜松に向かう、静岡駅１９：５０～２１：３０までの間。（改正前と改正後では列車番号も代わり、説明がややこしくなるため、ここもあえて時刻のみの表記としたい）（改正前）１９：５０・浜松行き２０：０１・島田行き２０：１２・ホームライナー浜松行き（土日祝日運休）２０：１８・浜松行き２０：３１・浜松行き２０：３９・島田行き２０：４６・豊橋行き２１：０５・島田行き２１：１３・ホームライナー浜松行き（土日祝日運休）２１：１５・浜松行き２１：３０・島田行き（改正後）１９：５０・浜松行き２０：０５・ホームライナー浜松行き（土日祝日運休）２０：０９・島田行き２０：２０・豊橋行き２０：３６・浜松行き２０：４６・浜松行き２１：０１・島田行き２１：１３・ホームライナー浜松行き（土日祝日運休）２１：１８・浜松行き２１：３０・島田行き↑改正後の方が本数が減少し、しかも運転間隔も拡大している。この事については、昨年１２月の時点でJR東海は公表していなかった。基本的に１５分／本と考えれば良いが、時々１０分／本になる所もあるので、覚えにくい所。この時間帯の当該列車は確かに空いている。本数が減少してもおかしくない状況。改正前では運行間隔が拡大する２０：１８発の混雑が目立つが、それを除けば立客がそれなりにいる程度。特に２０：４６発の豊橋行きは沼津方面からの接続列車、新幹線接続もないため、お客が少なく平日でも静岡発車時点で空席が目立つ事も。↑だがそれでも、２１１系＋３１３系の６両が主体で、５両になる事はあっても、さすがに３両になる事はないだろう。↑ホームライナーについては、土日祝日の朝に沼津→静岡の３１号が３０分遅く発車する。それ以外は時刻に多少の変更がある程度で、車両も３７３系のままである。こうやって見ると、２０１８年３月の東海道線静岡地区のダイヤ改正は、意外と大きい。ある意味では歴史に残る内容なのかもしれない。詳しくは下記リンクの時刻表を見たい。JR時刻表 2018年 03 月号 [雑誌]/交通新聞社￥1,183Amazon.co.jpJTB時刻表2018年3月号/ジェイティビィパブリッシング￥1,450Amazon.co.jp close

２０１８年３月ダイヤ改正JR東海静岡地区の東海道線は運転間隔均等化と拡大の二極化！