初代トロッコ列車「澪つくし号」の名を冠する列車が2016（平成28）年にやってきたのことですよ！銚子電鉄3000形です。澪つくし号「ユ100形」と同じカラーリングをまとい、銚子電鉄線を元気に走っています！元伊予鉄道　　形の中古車です。元をたどると京王5000系に行き着く、歴史ある…… more 車両です。銚子電鉄では日中は前照灯オフ、尾灯オンの状態で走行します。前照灯を点けた列車を撮ろうとしたら、こんな暗い写真に･･･さて、銚子電鉄3000形の車内です。伊予鉄道にいたころと変わっていませんね。赤モケットのオールロングシート車です。慶応のころからこのカラーリングなのかな?ドア際の席のパイプは、腰掛け?　肘掛け?　というエンドレスな疑問がわく、どこか懐かしい車内です。銚子電鉄に来たのは2016（平成28）年ですが、車両自体の製造は「昭和38（1963）年」のコトです。群馬から引退する115系が製造され始めた年の生まれです。鉄道車両の改造や改修を請け負う「司機工」の手によって改造されました。全般検査のステッカー、銚子電鉄3001のプレートは新しめですが、「禁煙　NO SMOKING」のプレートは･･･京王帝都のころからある?古い古い車両とはいえ、司機工の手によりワンマン運転対応となり、銚子電鉄では広く行われている、車内精算に便利なLCDモニターが取り付けられています。次は　海鹿島（とっぱずれ）となっています。1から12の数字は何かといいますと、乗車駅を番号で表示したものなんです。･･･そこは駅名表示にしなかったんだね。中央に貫通扉（ただし開かないらしい）があるため、半室構造の運転席です。鉄道時計を置く「前方後円墳」の穴がありませんが・・・全長6.4キロ、速度制限しばしば、最高速度40キロと制限を守っていけば、だいたい定刻に着くという考え方かな?朝帯4往復と夜帯4往復が2編成で走る都合上、笠上黒生駅で交換するほかは、1編成がゆったりと銚子-外川間を往復。運転士さんの腕時計で必要十分なのかもしれませんね。（推測ですが･･･本当かな?）ところで、先に銚子電鉄に入線した2000形も、この3000形も片側3枚の1枚扉です。首都圏で1枚扉が見られるのって・・・E231系やE531系のグリーン車や新幹線を除けば、もはや京浜急行700形と銚子電鉄しかないのではないでしょうか??あ、あと富士急行にもいたか！扉の内側には、何やら萌えキャラっぽいステッカーが貼ってあります。トミーテックさんの「鉄道むすめ」の初期から登場しているアレとは別人のようです。↑トミーテックさんの「外川つくし」を使い倒しちゃったかな?じゃあ、これ誰?「路娘motion」プロジェクトの「初海あおい」というキャラクターだそうです。3000形と同じ色のワンピース、これ、3000形電車の「擬人化キャラクター」なんですね。銚子電鉄、ノレるものにはとにかくノルよね～！あ、扉の外側も萌えてる。ということで、朝帯・夕ラッシュ帯以外は1本の編成が行ったり来たりする銚子電鉄。銚子駅のJR2番線先の切り欠きホームで3000形が折り返し待ちをしています。ここでも助士席側の全面窓を見ると、まー銚子電鉄さんの長所といえば「こだわり」なのかな!?最近の車両は、3000系含め　京王→伊予鉄→銚電という流れが確立しつつありますから、って関係ないよね！（※伊予鉄は直流750ボルトで銚電と同じだから改造の手間がちょっと省ける）元京王らしい特徴といえば、側面の行き先表示機！京王7000系と似ていますが、5000系のころからこの形にこだわっていたんですね、京王帝都・・・。小さめの窓にボッコンボッコンリベット痕。間違いなく京王の車両です。「澪つくし号　外川◀▶銚子」とありますが、この編成3000形が「ユ101形」の後継車と考えても・・・いいのかな?こっちがオリジナルの遊覧車両「澪つくし号」。外川駅に放置され、笠上黒生駅の側線で荒れるに任せ、ついには、本線に戻ることなく「さようなら」しちゃった車両です。色は「澪つくし号」ですが、この元京王5000系。富士急行にも元京王5000系の1000形・1200形が割と原型をとどめたまま運行していますよね。京王オリジナルカラーの編成もいるんだって。銚電は銚電で、オリジナルカラーで行くのだ！貫通扉に京王以来の幕式行き先表示機があるのね、富士急。銚電は・・・伊予鉄のころに埋めちゃったから、ないよ！「話が長いようだから、先発車してるわ。折り返しを待っててくれ」 close

銚子電鉄3000形「澪つくし号」～最初期形115系と同い年ですが（銚電の）新人です！