今回は、鞆鉄道の中型車のうち、2010年までに導入された車を取り上げます。福山22く1312車番:F5-265U-MK218J1995年式鞆鉄道の中型車の代表格といえるのがふそうエアロミディ。90年代前半の鞆鉄道の路線用新車は、大型車は日デUA+富士重工7E、中型車はエアロミディ…… more とメーカーで区別されて導入されていました。そのため、エアロミディはそれなりの数が導入された一方、新車のエアロスターの導入はありませんでした。なお、U-MKの大半はモデルチェンジ前の車で、モデルチェンジ後の車はF5-265のみとなっています。福山200か194車番:F2-280KK-MK25HJ2002年式KC-は新車が入らず、KK-で久々に新車が導入されました。エアロミディは2台導入されましたが、両者で細部の仕様が異なります。撮影時は三原駅発着の三原福地線で走っていました。鞆鉄道は三原にも営業所があり、三原駅発着の三原福地線と三原深線の運行を担当しています。なお、三原営業所管轄の路線と福山・新川営業所管轄の路線同士はつながっていません。これは、三原駅発着の2路線が他事業者の路線だったことが影響しています。福山230あ189車番:N7-189PDG-RM820GAN2007年式鞆鉄道の日デ中型車はKK-から導入されるようになり、3代目的な存在として導入されたのがこのPDG-RMワンステです。以前は富士重工車体を愛用していた鞆鉄道ですが、順当に西工車体に移行しました。KK-RMは富士重工8Eと西工96MCが1台ずつ導入されましたが、8Eのほうはすでに廃車になっています。撮影時は松永駅と千歳橋を結ぶ沼南線で走っていました。福山230あ197車番:N9-197PDG-RM820GAN2009年式のちに日デPDG-RMノンステも導入されました。この車が鞆鉄道初のノンステとなりました。新川営業所配置で福山にも出てきます。福山230あ207車番:F9-207PDG-AR820GAN2009年式こちらも日デRM…と言いたいところですが、よく見ると車番の頭文字が日デの「N」ではなくふそうの「F」になっていることから、ふそうエアロミディ-Sということがわかります。2009年式のPDG-RMがノンステである一方、PDG-ARはワンステなので、そのあたりでも判別ができます。福山200あ7車番:H10-007PDG-KR234J22010年式※下の画像は同型の福山200い8ふそうエアロミディが中心だった鞆鉄道の中型車群に突如導入された日野レインボーⅡ。ふそうPDG-ARが製造中止になってからSKG-MKが販売されるまでの間の時期に導入されたことから、ふそうエアロミディが導入できず、代わりに日野レインボーⅡを導入するということになったものと思われます。松永駅発着の沼南線は中型車が使われることが多いです。 close

鞆鉄道 その3(中型車①)