2018.05.08 東海道・山陽新幹線と言えば、今さらながら、「通勤電車並み」の本数で日本の大動脈を貫く、世界的にも稀な高速鉄道。 とくに東京駅では、16両という長大編成の列車がひっきりなしに発着、平日・休日を問わず、満席に近い状態でフル過度しています。   …… more ただ、東京駅の新幹線ホームに立つ限り、東海道新幹線と山陽新幹線という2つの路線が一体的に運営されているため、気が付きにくいかも知れませんが、各駅停車の「こだま」は新大阪より西へは行きません。   つまり、「こだま」を基準にすると、東海道新幹線と山陽新幹線は別の路線なのです。   また、東海道新幹線は、「のぞみ」「ひかり」「こだま」ともに16両編成が基本であるのに対し、山陽新幹線は東海道新幹線から直接乗り入れる「のぞみ」以外は8両編成が基本。   東海道・山陽新幹線は、「のぞみ」「ひかり」を中心に一体的に運行されているとはいえ、新大阪を境に需要がガクッと落ちることが分かります。     そこで課題となるのが、山陽新幹線の「こだま」のみが停車する駅。 山陽新幹線の「こだま」は、「のぞみ」の半分しかない8両編成であるにもかかわらず、1年を通してほぼガラ空きです。   もっとも、山陽新幹線の「こだま」は、「岡山」「広島」などで「のぞみ」「ひかり」に乗り継ぐ乗客が多いため、「のぞみ」「ひかり」に集客するたための「補完的列車」としての役割が中心。   言い方を変えれば、「こだま」の赤字が「のぞみ」「ひかり」の黒字に貢献？しているとも言えるでしょう。   とは言え、キャパを大幅に持て余している「こだま」をうまく活用できないものでしょうか？   となると、「こだま」のみが停車する駅の中でも注目したいのが、既存の市街地から遠く離れた場所に設置された「新〇〇駅」などの新駅です。   こうした駅は、開業後、かなりの年月が経っているにも関わらず、駅前や駅周辺は空き地や駐車場が目立ち、閑散としている状況。。。   ならば、その「特性」を活かし、野外音楽フェスやフードフェスなんてのを開催できそうな気がしませんか？   あまりにも集客が多過ぎる？イベントだと対処できない可能性はありますが、足の便という点では、そもそも余裕がある「こだま」をキャパを活用できるワケですし、駅周辺には駐車場も潤沢にありますからね。。。   過去にそんな企画があったかどうかまでは調べていませんが、今後そんな企画が実施されるとすれば、これは間違いなく「ニュース」になります（笑）。   予定がある企業・団体の広報担当の方はぜひリリース投稿を。   ニュース投稿やご質問・ご相談はこちら Ｐ　Ｒ　■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ close

【編集長のつぶやき vol.560】　山陽新幹線の「こだま」はいつもガラ空き。その「こだま」しか止まらない「新駅」だからこそできることがある？