785系NE-3編成の解体作業が苗穂工場で実施されています。3月3日をもって、札幌～旭川間の営業運転を終了したとともに、「スーパーカムイ」としての役目も終えました。札幌～旭川間の特急列車としては、デビュー当初から”スーパー”を名乗って活躍していました。間合いとして「ライラック」と…… more して使用されていた時期もありましたが、今後は札幌～旭川間の特急列車は”スーパー”を名乗らなくなったので、良い引き際だったと思います。Twitterの方で確認していると、「引退」というキーワードが目につきます。一部編成で運用離脱や廃車・解体が進んでいますが、まだまだ一部が残存し、札幌～東室蘭・室蘭間の特急「すずらん」としてダイヤ改正後も運行しています。先日、特急「すずらん8号」を札幌駅で撮影しました。写真のように、まだまだ785系が現役で使用されています。ダイヤ改正後は、785系は「すずらん」限定で使用されるようになり、789系1000番台も引き続き同列車に充当されます。しかし、札幌～旭川間の特急列車は、789系0番台による「ライラック」と運用が完全に分けられてしまったため、「カムイ」の運用を789系1000番台のみの6編成でやり繰りしなければならなくなりました。予備車両を考慮すると、785系の存在がいかに重要な役割を果たしているかが理解できると思います。ここ最近では、785系が「すずらん」に連日充当されているようで、使用する本数が減ってもまだまだ元気な姿を確認することができるようです。廃止前の美々駅でも撮影しました。3月4日ダイヤ改正前なので、こちらはL特急「すずらん7号」としておきます。789系0番台の札幌転用が3月のダイヤ改正で実現しました。それまで活躍してきた785系については、2018年度末（2019年3月？）までに既存の785系27両を淘汰する予定です。 当初は785系そのものが2018年度末の引退報道となっていたはずですが、途中から全37両中27両の淘汰に切り替わったと思います。引き続き10両が残るわけですが、この10両というのが5両編成×2本となり、当記事でも写真として掲載しているNE-501編成とNE-502編成になります。NE-501編成とNE-502編成といえば、元々付属編成だった2両編成同士をつなぎ合わせ、モハ785形500番台を組み込んで5両編成とした編成です。今でも2号車と3号車に先頭車の面影を残しており、スカートが撤去され、運転席の業務用扉も溶接で埋め込まれており、完全に中間車然とした姿になっています。1年程前に既にコメントをいただいていましたが、どうやら、車両の走行距離が理由で残るようです。1990年の営業運転開始からから2002年の組み替えまでの間、付属編成として「スーパーホワイトアロー」や「ライラック」の増結用として使われてきました。NE-1編成からNE-5編成のように、連日運行に入ることはなく、比較的余裕ある運用が組まれていたと思います。10年ほど前に同一条件で内外装のリニューアルを実施していても、走行距離が少ない車両の方がこれまでにおける車両への負荷も少ないと思われ、基本編成と比べると程度が良いという見方ができます。自動車で中古車を購入する際も、選定条件として走行距離は欠かさないですよね。そのような当初の使われ方が功を奏し、当初から基本編成として活躍していた5編成が引退していく中で、最後まで残る編成となりました。そのほか、写真のような見方もできます。以前ブログ記事で、785系について調べものがある・・・ような記載をしたと思いますが、その答えがコレです。785系の運転席の左側に行先名対照表というのがあります。機会があれば再度大きいものを掲載する予定ですが、今回は写真を拡大して確認をお願い致します。運転席のフロントウィンドウ越しに望遠レンズで撮影しています。見づらいと思いますが、ご了承ください。ダイヤ改正前から一部の編成の行先表示器が「特急 すずらん 室蘭」と掲出していたと思います。これが主にNE-501編成とNE-502編成で確認することができました。一応ほぼ全ての編成を調べてみましたが、更新されているのはこの2編成だけだったと記憶しています。一方で、当初から基本編成を組んでいたNE-5編成などは最後まで「L特急 すずらん 室蘭」のまま更新されていなかったので、このあたりからも、どの編成が生き残るかを判断することができると思います。要は、「すずらん」のみで運行されることになるのに対して、機器の更新（それらの準備）がされていない車両は必然的に引退対象となる可能性が高いわけです。唯一NE-1編成を確認することができませんでしたが、札幌運転所（札サウ）で行先表示器が取り外された様子から、こちらも引退することが有力だと思われます。問題は、当初の報道の通り、2018年度末（2019年3月？）までに全ての785系が引退するのか、既存の785系27両のみを淘汰する予定なのか、どちらが正しいのかということです。全てを引退させる場合、残存する10両もあと2年程度の活躍となります。2編成分を失ったら「カムイ」を含めて車両の運用に大きく影響してくるのは言うまでもありません。789系0番台の付属編成もまだ動きがありません。現段階では、789系0番台の付属編成の動向を含め、車両の置き換え計画が見えてこない限り、いつまで活躍するのかが見えてこないのが現状です。いずれにしても、これから長くは活躍しない車両だと思われるので、日々の記録が大事になってきますね。↓ブログランキングにご協力お願いします↓にほんブログ村 close

785系の一部は特急「すずらん」でまだまだ活躍！！残存する10両はNE-501編成＆NE-502編成！