養老鉄道乗車記・その５養老鉄道・美濃高田駅です。この駅で、対向列車の大垣行が到着しましたのでこちらの桑名行きが先に出発します。次に停車した駅は、この沿線の中でも比較的大きな駅である養老駅です。養老駅周辺は、養老の滝はもちろん、養老ランドや養老天命反転地なる、ちょっとした観光地があ…… more ります。最初の計画では、この駅で下車し、周囲を散策しようと考えていましたがこの辺りは、若かりし頃、よく車で訪れたことがあり結構知っていましたし、最近、特に目新しくできたものもありませんでしたので、そのままスルーしました。この辺りからは、かなり養老山地のふもとを走るということで住宅街はほとんど見えず、静かな田園風景がメインでした。近くには、国道２５８号線が走っていまして、これが、この養老鉄道と同じく、桑名と大垣を結ぶ国道ですが、線路は、さらに山側に引かれています。ですから、車で走行するよりも、見られる景色が違いました。列車は、かなり短いトンネルを抜けますと、美濃山崎駅に停車しました。この辺りから、揖斐川が近くになり、所々、目にするようになります。駅のホームに掲げられた垂れ幕を見ますと「乗って残そう養老鉄道」と書かれており、一瞬、少し前に廃止された、三江線を思い出しました。あそこでも、同じ言葉の垂れ幕を見ましたから。どこでも、地方のローカル線の経営は苦しいようでここでも同じ現象があるようですね。対向列車が、やってきましたので、間もなく出発です。 close

養老山地のふもとを走る鉄道