扇町駅は、鶴見線の本線の終点に当たります。ネコ様がわんさかいることで有名な扇町駅のコトですよ！隣の昭和駅は「猫に餌をやらないで」の注意書きがありましたが、扇町駅は、はてさて。駅舎は、コンクリートブロックを積んで造った、倉庫のような建物です。駅前のちょっとした広場にはさっそくネコ様…… more のご家族様がいました。親子連れは警戒心が強いんですよね。ブロックの下にいる親猫の厳しい目つきに、“まつもと”2歩下がる！扇町駅の開業は、例によって鶴見臨港鉄道の手で1928（昭和3）年になされました。そして例によって、当初は貨物駅でした。1930（昭和5）年に旅客営業を開始しますが、この年は鶴見臨港鉄道が貨物だけでなく、工場への人員輸送を目的とした（収益アップ?）旅客列車を運行した年のようです。旅客の扇町駅は、1971（昭和46）年に国鉄が鶴見線全駅を無人化したのに合わせて、現在まで無人駅。一応はラッチの中に簡易Suica読取機、申し訳程の券売機が1基だけおいてあります。左の赤い、無人駅の「乗車証明書」は使われていないようですね。2008年の統計では611人が利用していたようですが、ほぼ定期利用だったと思われます。駅前に数件の民家とちょい飲み屋が数件ありますが、その他は工場ばっかり。やっぱり鶴見線ですね。さて、旅客の鶴見線は、休日昼は途中浜川崎駅で折り返す列車があることから、2時間くらい運転間隔があくこともあります。正直、臨港バスのほうが便利ですね。一方、旅客の駅舎を抜けると、右側にJR貨物「扇町駅」があります。こちらはドーンと構えた建物です。安善駅でも、旅客駅より貨物駅の駅舎のほうが存在感があったり人が行き来したりしておりまして。旅客は「東芝社員」以外には不親切なダイヤが組まれています。さて、JR貨物の扇町駅の入り口を見てみると･･･ネコ様がお昼寝中。水色の皿は･･･これ水とエサでしょ！隣の昭和駅では「エサやるな」の注意書きがあるのに！JR貨物の職員をいやす担当職員なのかもしれませんね（んなわけはないか）。さて、旅客駅構内です。駅舎とホームは直結しているのですが、駅舎の屋根とホームの上屋は連続していません。雨の日は濡れる覚悟が必要ですね。ホームを昭和駅側から見てみます。ホーム右側には貨物用の側線がいくつか。また、この貨物線はこの先の三井埠頭まで直結しています。旅客は、このホームでおしまい。ただ･･･どう見ても上屋が短すぎる気がするのですが。101系のころから3両編成の電車が発着していたはずですが。もはや鶴見線名物ですね。国鉄形自立式駅名標がありました。上屋の方には、JR標準型の駅名票があったりJR東日本の緑の時計があったりするわけですが、写真の下の方に「3」とあるとおり、上屋の手前で205系電車は停車します。雨の日に鶴見寄り3両目に乗ってたら、ちょっと困りますね。ちょうど上屋が切れたところに、バラストの山があり終点標識が立っています。鶴見線･･･休日昼間の旅客運輸を合理化しすぎ！駅ももうちょっと体裁を整えてくれればいいのにな。ということで、折り返しが2時間先なので、こらえ性のない“まつもと”は臨港バスで帰ることにしましたとさ！ close

鶴見線・扇町駅～貨物線のすみっこの終端駅！