路線の両端が微妙にJR駅から遠いという静岡鉄道のコトですよ！新静岡から新清水まで、JRなら4駅のところを15駅かけて結ぶ、LRTのような便利な電車です。静岡駅と新静岡駅、清水駅と新清水駅が離れてなければね！（途中の草薙駅が乗り換えには一番近いのかな?）というわけで、静岡鉄道100…… more 0系の撮影のついでに（ついでで失礼！）新清水駅の探索をしてきたのコトですよ！駅前はいきなり国道149号線が走っています。国道149号線を挟んで駅を見るとこんな感じです。地味すぎて駅に見えない！静岡鉄道の終点なのにバスターミナルはなく、しずてつジャストラインの「新清水駅前」バス停があるだけ。JR清水駅方面からバスで来ると、この国道を渡る羽目になります。余談ですが、かつては清水市内線という静岡鉄道の路面電車がこの道路を走っていました。東海道本線をよいしょっと跨線橋でまたぐ、ダイナミックな軌道が敷かれていたそうです。かつては2階建ての駅舎でしたが、「駅ビル」のテナントがずるずると出て行き空き室が増えてしまったため、「店賃が入らないんじゃ仕方ない」、と駅舎を平屋建てにしたうえ、敷地の一部をファミリーマートに貸すことにしたんです。ま、便利っちゃ便利よね。柱の造形と屋根壁面は丸っこいのに、階段すみっこがゴツく角張ってる。でもなんか、階段をちょいちょいっと上がったところの駅って雰囲気ありますよね！（バリアフリーのことを考慮しない発言）ちなみに現在は駅名標が架け替えられています。「静鉄　新清水駅」の水色の駅名標も、やっつけっぽかったし、いいか！まんが「ちびまる子ちゃん」で、電車に乗って静岡のおばさんに会いに行くというエピソードがありました。おそらく新清水から静岡鉄道に乗っていったんでしょうね。「気を付けていくんだよ」というお母さんに「気を付けるのは電車とバスの運転士さんだもん」と返すまる子・・・静岡にはついたものの、結局迷って「呉服町」で途方に暮れちゃうんでしたっけ。というわけで、まる子も通ったと思われる正面口の改札口、現在はICカード対応の自動改札機が導入されています。「しずてつカードLuLuCa」と「Kitaca」「Suica」「Toica」「はやかけん」などのICカードに対応する優れモノ！ただし、静鉄「LuLuCa」はJR東海でもJR東日本でも使えない、困ったちゃんでもあったりするのです。自立式駅名標、路線図・時刻表付きフル装備（自光式ではない）がちょっと昭和な感じのホームでは浮いていました。ソコはさぁ、新ゴじゃなくて、丸ゴシックとかスミ丸とか、いかにも手書きのガジガジゴシックなんかだったら雰囲気が出たのコトですのにね（地元民じゃないから好き勝手言ってます）。・・・と、駅をぶらぶらしている間に数本の電車が来ては行ってを繰り返し見ていたんですが。あ、1番線の新静岡行きのドアが閉まったよ。うん、中に電球が二つ入っているね！なかなか昭和を感じさせる逸品です。今さらですが、静岡鉄道はワンマン運転ですよ～。運転士さんが安全確認してドアを閉めたら、無理しないで「次の電車を御利用下さい」ね！この表示、なぜか2番線側にはないのコトなんですよね。静鉄七不思議のひとつです（ウソ）。西武池袋線の池袋駅のような都市型の櫛型ホームと違い、薄っぺらいバラストと規格の低そうなレールのせいなのかあるいはホーム壁面がちょっとアレなせいなのか、なんとなくローカルな雰囲気漂うホームと線路なのです。「ゆったり感」はないきゅうくつな駅ですが、なんとなく「ゆっくり感」を感じます。2番線側の線路です。かつては2番線も両側ホームでした。2番線の向かいにあるホームは路面電車のもので、静岡市内線から清水市内線に直通する電車が発着していたそうです。鉄道線を挟んで軌道線が直通するとは、静鉄電車、侮れぬ！あらためて、左から旧3番ホーム、2・1番ホーム、降車専用ホームです。2両分の長さしかないうえ、ホーム幅も狭く、「とりあえずやっつけですが、できやしたぜ！」という、なんとなくせわしない雰囲気のホームです。まあ、実際せわしなく電車がやってきて、10分おきに1番線、2番線と交互に発着していきます。1番線の反対側は降車専用ホーム。2番線に到着すると、降車客と乗車客が入り乱れてしまいます。昼間は空いていますから、そんな混乱はありませんが。ところで、ホーム新静岡寄りには階段と構内踏切があるのですが、こっそり西側に「巴町口」が設置されているのでした。最初にご紹介した駅舎の方が「正面口」です。そしてその巴町口の詰所にひっそりとこんな看板がありました。「静岡鉄道の半分は優しさでできています」（静鉄電車）傘借りたら、ご返却をお忘れなく！ close

静岡鉄道・新清水駅～2両分の頭端型ホームの残る駅！