今回は、島鉄の中型移籍車を取り上げます。島鉄の中型移籍車のほとんどは中型ロング車です。元々日野HRが在籍しており、そこに移籍車でHR、ふそうMK、日デJPが増えた形になります。長崎200か927車番:4123KL-HR1JNEE2001年式元:東武バスまず最初に移籍した中型ロング…… more 車は東武のHR。東武のHRは島原半島とは有明海を挟んで反対側の熊本各社に大量に移籍しており、順当に(?)島鉄にも移籍しました。小さいので見えにくいですが、中扉の「ドアに注意」のステッカーは東武時代のものです。島原-口之津-加津佐線メインで走っています。長崎200か993車番:2221KK-LR233F12002年式元:三重交通三重交通から移籍したいすゞエルガミオ。この車が島鉄初のいすゞエルガミオになります。三重交通の路線車が移籍する事例は珍しく、他の事例は十和田観光電鉄に移籍したキュービック程度でしょう。三重交通では南伊勢町コミュニティバス専用車として2台導入されており、その関係でF尺かつメトロ窓という特徴的な仕様になったようです。のちに2台とも教習車に転用され、そろって島鉄に移籍しています。撮影時はお昼過ぎの須川港行の運用に入っていました。長崎200か1048KL-HR1JNEE2003年式元:東急バス東武のHRに続いて東急のHRが移籍してきました。この車以降、移籍車は移籍時にスピーカーが交換されるようになりました。また、側面の行先表示機は前扉脇から中扉後ろに移設されましたが、この改造はこの車のみにとどまっています。当初はこの1台のみの移籍でしたが、のちに追加で1台移籍してきており、現時点では東急のHRは2台移籍しています。長崎200か1110車番:6310KL-JP252NAN2003年式元:西武バス西武バスから移籍した日デJPワンステ。西武は少数ながらJPを継続して導入しており、KL-は扉形状で2種類に分けられました。この車は前中4枚折戸仕様です。長崎200か1119KL-JP252NAN2003年式元:西武バス西武からは前中引戸仕様のJPワンステも移籍しています。つまり、西武のJPは島鉄に2台移籍して2台とも仕様が異なるという、なんともマニア泣かせな状態になっています。長崎200か1120車番:6301KL-MK27HM2003年式元:東急バス東急からHRに続いてふそうMKも移籍してきました。島鉄において、ふそうのノンステはこの車が初導入となります。長崎200か1121KL-JP252NAN2003年式元:東急バス続けて東急からJPが移籍しています。西武から移籍したJPはワンステでしたが、こちらはノンステになっています。中型ロング車は島原-口之津-加津佐線で使われることが多いようです。 close

島原鉄道 その6(中型移籍車)