JR東日本と東武鉄道。日光への観光客争奪戦を繰り広げてきた両社です。国鉄は上野発日光線直通の急行「日光」を運行！東武鉄道は新型車両（当時）の100系「スペーシア」を投入！JR東日本は、ジャパンレールパスで乗れる新幹線+日光線普通で外国人観光客を奪回！決着はいかに・・・！JR東日本…… more と東武鉄道は、相互乗り入れで手を組みます。新宿発の「スペーシア日光・きぬがわ」、485系の「日光・きぬがわ」を設定。浅草発と新宿発で両睨みを利かせたい東武鉄道と宇都宮駅のスイッチバックや単線の日光線を見切りたいJR東日本の思惑が一致！というわけで、今回は485系「日光・きぬがわ」の後釜に座り込んだ253系1000番台をご紹介するのコトですよ！もともと「成田エクスプレス」用に設計された253系でしたが、E259系に「成田エクスプレス」を譲り渡し、撤退。そのまま消えるか、185系の後釜に座るかと思いきや、VVVFインバータ化したうえ、車内をリニューアルして登場した「日光」「きぬがわ」向けに改造した253系1000番台。大宮駅11番線を発車して宇都宮線の線路に入る「きぬがわ」東武とJR東の思惑が一致した、とはいうものの、「どうせ東武直通なんだからさー、東武が主役なんだよねー、結局」と気合の入らないJR東日本。大量の余剰車が出た253系も、1000番台に改造されたのは東武に合わせた6両編成が2本。東武側はJR乗り入れ用に、6本あるスペーシアのうち3編成を対応させて、東武にしてはめずらしくやる気を見せています。HMは「日光」ではイラスト入り、ローマ字入り、簡体字・おでん文字の3種。左がOM-N2編成、右がOM-N1編成です。だから何って話ではありますが。長野電鉄にお引越しした編成を入れても・・・JR東日本、253系にはさほどの思い入れがなかったようで。東武鉄道・栃木駅に入線する「きぬがわ」。架線柱がじゃまですね。ゴメン。塗装は日光の東照宮参道下にある「神橋」をイメージした赤とオレンジ。地下区間を走ることからN'EX時代には設置されていた貫通扉を塞いだものの・・・やっつけ仕事に見えなくもない253系1000番台。貫通扉跡のLED「ヘッドサイン」表示器が3色のケチケチバージョンの上小さくて見づらいんですよね！側面の表示も、LED切れしてるし・・・やる気ある?　JR東日本！100系スペーシアは窓も大きく、バブルの残り香漂う室内で、JR東日本のグリーン車並みのシートですが、253系1000番番台は、窓が小さく観光用に向かないうえに無理くり改造したものですから、シートと窓枠が微妙に合わないんですよね。253「オレの方がよっぽど豪華仕様（ﾌﾟｯ）」と、ぐだぐだいっても、宇都宮線の優等列車は、「なすの（新幹線じゃない方）」なき今、スペーシアと253系1000番台の「スペーシア日光・きぬがわ」「日光・きぬがわ」だけなんですよね。首都圏の時刻表も、細字の列車（JTBの方ね）や黒い細字の列車（JR監修の方）がほとんどで寂しくなったものです。便利にはなりましたが･･･。「長野電鉄・雪猿組はほぼオリジナル塗装だと聞いたが」ところで、おでこの両端についてるのは、急行灯でしょうか。東武では今でも急行灯つけていますもんね。JRはとっくにですが。と思ったのですが、前の写真を見る限り違うようですね。「日光」の赤い橋･･･をイメージしたHM。3色LEDではこれが限界。ま、新宿や池袋、中央線や京王・小田急・西武・東上線方面からの日光、鬼怒川温泉向けのお客様にとっては浅草や北千住まで出る必要がなくなって便利な列車には違いないと思いますので・・・JR東日本、実はちょっとJR日光線にも力を入れだし・・・その話はまたの機会にしましょう！ close

JR253系1000番台「きぬがわ」「日光」～優等列車はJR日光線を諦めた！