新潟駅から信越本線を経由し、直江津駅から並行在来線の越後トキめき鉄道の上越妙高駅、新井駅までを結ぶ特急「しらゆき」のコトですよ！真冬のめっさ寒い時期に長岡方面でのお仕事があったのでついでに撮影してきたものです。夜のうちに降ったパウダースノーを巻き上げて走り去るE653系がカッコい…… more いのなんのって。なにせ“まつもと”は雪が降らない地方住みなモノですから。「アタマの上のは補助灯だよ。点灯していない子もいるけど」2015（平成27）年3月の、北陸新幹線・金沢開業に合わせ、新幹線停車駅の上越妙高駅と新潟駅を連絡する特急として新設された列車です。主に、金沢、富山方面と新潟、長岡方面の連絡を重視した運行区間となっているため、並行在来線として三セクに投げられた直江津-上越妙高・高田間も走ります。この区間は、えちごトキめき鉄道の乗務員が運行にあたります。写真の列車は、朝の快速「おはよう信越」充当のE653系なんですが、お気になさらず･･･「しらゆき」には、常磐線特急だった「フレッシュひたち」のE653系の付属編成4両分が充てられています。全線直流なので、直流化改造を受けているほか、写真のとおりの区間を走るため、耐雪工事も受けています。E653系でも、交直両用を活かした「いなほ」用には1000番台、「しらゆき」用には1100番台の番台区分が割り当てられました。E653系の側面LEDは暗いことで有名ですが（誰に?）、1100番台も「あずさ」「かいじ」や房総特急のE253系と同様の表示切替がされています。朝1本の直江津発新潟行きは、特急料金不要のライナー列車的な性格をもった、快速「おはよう信越」に、夕1本の新潟発直江津行きも、同様のライナー列車快速「らくらくトレイン信越」に充当されます。全席指定で310円の指定券が必要ですので、ご注意を。もともと快速「おはよう信越」は、急行「きたぐに」の運行区間のうち、乗車率の高かった直江津-新潟間を切り取って、ほぼ同ダイヤで運行を始めた列車なんだそうです。かつては、新潟の緑の485系が担当していたんですよね。新潟の485系といえば快速「くびき野」がいましたが、こちらは普通料金だけで特急車両に乗れちゃうというコトで、JR東日本はスパっと歯切れよく廃止。一方「しらゆき」はかつての特急「みのり」の区間を受け継ぎ、また、金沢・富山-新潟間の特急「北越」を補完する目的で走り始めました。1日5往復、「北越」と同じ本数です。それが、まあ、うん、E653系の4両付属編成で間に合ってしまうところが、7両基本編成を持ってきた「いなほ」と待遇の違うところでして。指定席2両と自由席2両で間に合ってしまっていますが、列車によっては満席に近くなることもあるので、始発駅以外でのご乗車には指定券を持っていた方が安心かもです。「フレッシュひたち」から塗装が変更されているのは1000番台「いなほ」と同様ですが、「しらゆき」は白基調の車体に下部を青とし、その中間に明るめの赤色の帯を配した塗装となっています。ワイパーの停止位置が、縦になっているの、気が付きました?「フレッシュひたち」のころは真ん中に横向きで停止していたんです。しかしこれですと、雪の重みでドグワッシャーンとワイパーがワヤになる恐れがあるので変更したようです。ほかにも、こんな激しいスノープラウは「フレッシュひたち」にはなかったですよね。「白、赤、青･･･ディ●ニー映画の「白雪姫」の衣装ではないか！」いえいえ、あちらさんはスカートが黄色ですから、パクったわけではないですよ。それに、「しらゆき」のスカートは青じゃないですか･･･。青ですよね。「ワイパーは横にたたむのがスジだと思う」こちらに、念のために過去帳から持ってきた「フレッシュひたち」の基本編成の写真を置いておきますね。色違いの編成がいたのも「井の頭線」か「フレッシュひたち」かってトコでしょうね（誰もそんなことは言ってない）。「ワイパーを横にたたんだら、雪の重さで折れるでしょ」ついでに「いなほ」1000番台はこんな色でした。いまはJR西日本か！という単色のハマナス色などもいるようですが。というわけで、過酷な雪国での生活は大変かと思いますが、本記事から1ヵ月もすれば春ですよ。スカートが巻き上げた雪で真っ白になることもなく、順調に走れる季節が来るから･･･まあ、頑張ろうね。 close

特急「しらゆき」で新潟縦断！～「フレッシュひたち」改で行こう！