ブーリーザーーードブーリザーー、というわけで、「JR SKI SKI」の広告コピーが毎年やらかす上越新幹線です。スキー場直行の高速鉄道なんて、たぶん上越新幹線だけ！スゴい！　拍手！そのスキー場最寄りの「ガーラ湯沢駅」にもちょこちょこ顔を出す車両にして“グンマー王国”、“熊の谷”か…… more ら東京への通勤客の強い味方でもある車両･･･北関東の灼熱地獄に耐える通勤仕様でありながら、酷寒のスキー場にも発着する車両･･･16両編成すべてが2階建てという高速鉄道。上越新幹線の「MAXとき」「MAXたにがわ」のE4系新幹線のコトですよ！「遅延?　全部雪のせいだ」新幹線開通、その後のバブル景気以来群馬県から東京方面への通勤客が増加、1階建ての200系では新幹線なのにラッシュ･･･そこで登場したのが、1991（平成3）年に運行開始した元祖オール2階建て新幹線のE1系でした。が、E1系は6両編成。2編成連結しても12両。朝ラッシュ時は、高崎から乗車しても着席できないほどの混雑となってしまいます。「そこに雪はあるか?　記録的な小雪でガーラ湯沢がガーラガラだわ」そこで新たな大量輸送新幹線車両として8両編成のE4系が登場したのが1997（平成9）年のコト。東北新幹線の「MAXやまびこ」でデビューでした。8＋8の2階建て16両編成、座席定員は1634名と抜群の輸送力を誇り、上越新幹線にも投入されていきます。一時は「MAXあさま」として、長野行き新幹線にも使用されたことがあるんですよ。トンネル、入るんだ･･･上越新幹線の主力E2系は、10両編成で最大座席定員814名ですね。あれ?　8両編成のE4系と大差ない??現在は上越新幹線の「MAXとき」「MAXたにがわ」として運行されています。「MAX」はJR東日本がかってに付けたE4系の愛称で「Multi Amenity Express」の略だとか。マックス詰め込むの「MAX」じゃないんですね。安造りなLED側面表示です。E2系もそうですが･･･普通列車?　E129系のほうがいいのつけてますぜ。ピンクの帯のE4系には、いかにも後付けな朱鷺のステッカーが。そういえば、塗装変更されたE1系にも後付け感満載な朱鷺のステッカーが貼られていましたっけ。その結果、200系よりも早く引退に追い込まれるという、絶滅危惧種の朱鷺の呪いが･･･?正面から見ると正方形のようなE4系ですが、意外にスッとしたお鼻の長さを誇っていたりして。正方形に見える･･･というコトは2階席も広いわけでして、JR東は「MAX詰め込んじゃうよ！」と自由席車の2階に用意されたのは、リクライニングなしの転換クロスシート、「3列+3列くん」です。ひじ掛けもない、MAX詰込み仕様ですわ。（転クロの0系ですらひじ掛けはあったよ！　跳ね上げられないタイプだったけど）･･･まあ、というわけで、これで大量輸送に対応しようとしたのですが、さすがにこれは居心地悪すぎで、不評極まりない内装でした！「この雪に熱はあるか?」「たにがわ」は東京-高崎・越後湯沢間の区間運転の列車に、「とき」は新潟まで通しの運転の列車に、それぞれつけられている愛称です。上越新幹線開業時は、速達列車が「あさひ」、各駅停車が「とき」という区分でした。そんな時代もあったね、といつか･･･今話してます。通常は越後湯沢行きの「たにがわ」も、冬季は一部がガーラ湯沢駅まで延長運転されます。新幹線からスキー場に直結でJR SKI SKI！オリジナルカラーの青・黄・白のE4系も走っていますよ。朱鷺のステッカー部分は、「MAX」ステッカーです。新潟デスティネーションキャンペーンに伴って塗装変更されたのが、今までご紹介してきた朱鷺ピンクの車両です。朱鷺ピンクE1系は短命車の色だったな・・・と言ってたら、2018（平成30）年から2020年にかけてE7系に置き換えがすすめられるそうで。長引く景気後退、少子化、都心回帰などにより、利用客数も頭打ちになったとかで大量輸送のE4系からスピード重視のE7系12両編成で対応することになっていくようです。朱鷺ピンク、やっぱり絶滅危惧種の罠だったか！ close

E4系新幹線～2階建て8両×2編成の大輸送力！　JR SKI SKIは通勤客の味方です！