続いては、昨日(6月9日)、東京さくらトラム(都電荒川線)の荒川電車営業所(荒川車庫)で行われた、2019路面電車の日記念イベントで、黄色い保存車両の6086 、元祖幸せの黄色い都電の8810号車をそれぞれ単独で撮影したものであります。 都電の6086号車は、1949(昭和24…… more )年に製造され、都電全盛期には、東京の都心を駆け抜けていました。 1972(昭和47)年11月12日に、27系統の王子駅前～赤羽間(全面併用区間だった)が、最後まで残された城東地区の路線と一緒に廃止されてからは、王子電気軌道によって開拓されていた、27系統の三ノ輪橋～王子駅前間と32系統(荒川車庫前～王子駅前～早稲田間)が残され、1974(昭和49)年10月1日に統合されて荒川線となっていました。 6000形は、荒川線となった後も運転が継続され、1978(昭和53)年4月1日の完全ワンマン化をもって、定期運用から引退し、そのうちの6152号車が応急車として残され、1987(昭和62)年から2000(平成12)年まで、イベント列車として活躍していました。 6152号車は、基本的に第1・第3日曜日に、荒川車庫前→早稲田→三ノ輪橋→王子駅前→荒川車庫前のルートで運転され、都電に乗る楽しみとなっていたけど、2000年12月17日に京福電気鉄道福井鉄道部の越前本線(福井県、現在のえちぜん鉄道線)で正面衝突事故が発生したことの影響により、ブレーキが多重化されていない6152号車の運用が停止され、翌年の2001(平成13)年に7504号車(7500形で唯一原型のまま残されていた車両)と共に廃車となり、後に6152号車は、あらかわ遊園(現在は大規模改修工事により休園中)で、7504号車は、荒川車庫前にある都電おもいで広場でそれぞれ静態保存されています。 京福電気鉄道の福井鉄道部では、2001年6月24日にも正面衝突事故が発生していたので、2回も正面衝突事故を起こしていた福井鉄道部での運転中止を余儀なくされ、永平寺線を除いてえちぜん鉄道に譲渡されていました。 6152号車は、友人のF都市(うちわ)氏と一緒に乗車した思い出があり、出会いの車両とも言えます。 6086号車は、1978年3月に引退した後、個人宅で大切に保存されていたけど、2008(平成20)年からは荒川車庫で静態保存されるようになり、2011(平成23)年7月14日から9月10日までの間には、両国(墨田区横網)にある江戸東京博物館で行われていた、東京の交通100年展で出張展示されていました。 今から丸7年前の2012(平成24)年6月10日の路面電車の日イベントでは、6086号車が、7022号車(ワンマン化後の復刻青帯塗装だった車両)、8810号車(元祖幸せの黄色い都電)による3つ並び撮影会が行われたことで話題になっていました。 6086号車の展示は、自分(しゃもじ)にとって大凶である終日大雨の中で行われた2014(平成26)年10月5日の荒川線の日イベント以来でありました。 今回の撮影会は、屋内のスペースでの時間入れ替え制で行われていたけど、2012年6月10日を彷彿とさせる状態でありました。 前回とは異なり、行先表示やヘッドマークの交換が行われなかったのが残念だったけど、6086号車の引退当時の姿(早稲田行き)を撮影することが出来て良かったと思っています。 ツーマン時代の系統板には、番号の下に広告があり、荒川線となってからは、週刊文春の広告となっていました。 週刊文春は、文藝春秋による週刊誌であり、1959(昭和34)年4月に創刊されてから60周年(還暦)を迎え、特別号も発行されていました。 窓にあるありがとうステッカーは、新たに作り直されていたので、綺麗になっています。 その横に9001号車が来ていたのは、3枚窓の6000形スタイルとなっていることの縁でありました。 その後には、中野坂上のS.U.B TOKYOで行われていた、ホワイトキャンパスやPLCが出てきた対バンライブに行き、あーにゃこと水湊あおひ氏や、ななちゃこと千葉奈々希氏と再会しました。 あーにゃこと水湊あおひ氏とは、先週に復帰していたので、5月12日以来の再会となりました。 PLC、はつめろのななちゃこと千葉奈々希氏は、学業により1ヶ月間の休業期間に入っているので、休業前最後のご対面となったので、行けて良かったなと思っています。 その後は秋葉原にあるれんてつかふぇ(この日は日曜日の特別営業が行われた)に行き、お土産に都電もなかを持って行きました。 れんてつかふぇで、れんてつこたちと出会えたのは良かったけど、れんてつかふぇの冷蔵庫が故障していたので、大変でありました。 れんてつかふぇでの収入により、冷蔵庫が復旧することを願っています。 今回も鉄道イベントの後にれんてつこたちと出会ったことになりました。 都電の黄色い軌陸車では、ウニモグ(Unimog)からいすゞ自動車(ISUZU)の小型トラックであるエルフ(ELF)ベースの車両に変わっていました。 やはり老朽化や自動車税の絡みで代替されたけど、エンジン音が同じディーゼル車でも、エルフの最新モデルと同様に静かになっています。 このことは、都営バス(巣鴨自動車営業所等)でいすゞ自動車(ISUZU)との取引が盛んに行われていることの縁もあります。 路面電車の日は、6と10の語呂合わせによるものであり、今から24年前の1995(平成7)年6月10日に広島市で行われていた路面電車サミットで制定されていました。 広島市には、広島電鉄による路面電車が走っています。 今年の路面電車の日イベントのお目当ては、黄色い電車だったので、行くことが出来て良かったです。 close

都電の路面電車の日イベント2019 2 6086号車と8810号車