【JR東日本】常磐線全線運転再開に併せて、特急列車の直通運転を発表(2019年度末まで)の詳細

【JR東日本】常磐線全線運転再開に併せて、特急列車の直通運転を発表(2019年度末まで)
阪和線の沿線から
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記事タイトル 【JR東日本】常磐線全線運転再開に併せて、特急列車の直通運転を発表(2019年度末まで)
概要

JR東日本では、東日本大震災の影響により運転を見合わせている常磐線・富岡~浪江間について、2019年度末までの全線運転再開に向けて復旧工事を進めていますが、この度同区間の運転再開に併せて東京都区内と仙台市内を直通で結ぶ特急列車の運転を実施することを発表しました。 常磐線全線運転…… more 再開にあわせた特急列車の直通運転について|JR東日本 概要は以下の通りです。 ●運転再開後の特急列車の運転: 現在「ひたち」「ときわ」で使用しているE657系を増備して、東京都区内と仙台市内を直通で結ぶ特急列車を運転する予定。 ▲E657系 (上記発表資料https://www.jreast.co.jp/press/2019/20190709.pdfより引用) 詳細は、上記発表資料をご覧下さい。 2011年3月に発生した東日本大震災、そしてその震災により発生した福島第一原子力発電所の事故により、福島第一原発の周辺が避難指示区域となり、現在でも大熊町と双葉町の一部が避難指示解除準備区域や居住制限区域として残っています。 参考:避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ 一方、これらの避難指示解除準備区域や居住制限区域については、遅くとも令和2年3月までに、避難指示解除を目指しているとのことですが、帰宅困難区域のうち、特定復興再生拠点区域の一部が先行して避難指示解除されるのに併せて、常磐線の全線が運転再開となり、これと同時に特急列車の運転を再開する予定となっています。 ところで、この常磐線特急列車では、東日本大震災が発生する前の2010年、下記のように、E657系投入に併せて、途中のいわき駅で系統分割を行い、いわき~仙台間でE653系により新たな名称で運行することが予定されていました。 参考:JR東日本、常磐線特急に新型車両「E657系」投入を発表 : 阪和線の沿線から ▲2010年12月7日にJR東日本より発表されたE657系投入およびいわき~仙台間の分割化の発表資料。 当時の発表では、いわき~仙台間ではE653系を使用し、新たな名称の特急列車とする予定でした。 (https://www.jreast.co.jp/press/2010/20101206.pdfより引用) 当時、「スーパーひたち」の一部列車が上野~仙台間を通し運行をしていましたが、いわき駅を境にして利用者の差が大きいことから、直通列車であってもいわき以北は短い編成での運行となっており、当時計画されていた系統分割は、そういった実態を踏まえた流れなのかな、と当時は感じていました。 しかしこの計画は、東日本大震災発生により実現に至ることはなく、そもそも未曾有の原発事故により、常磐線そのものが復旧できるのか、といった事態となったことは周知の通りであります。 その後およそ8年以上を経て、ようやく常磐線の全線復旧が現実のものとなってきたわけですが、そうなると、当然、このいわき以北を走る特急列車の処遇というのも気になってきます。 震災前の計画通り、いわき駅を境にして系統分割するのか、あるいは沿線人口の変化を踏まえて特急列車の運行を見合わせるのか。 いくつかの可能性の中で、今回発表されたのは、「東京都区内と仙台市内を直通で結ぶ特急列車の運転」でありました。 すなわち、特急列車の運転再開は勿論、いわき以北での系統分割も行わず、震災前と同様、上野駅から「仙台」行きの特急列車の行き先が見られるようなるわけであります。 それだけではなく、震災後の8年という時間により、常磐線特急系統では「上野」以外にも、「品川」という行先も加わることとなりました。 それにより、仙台駅では、かつて見られた「上野」のみならず「品川」という駅名も見られる可能性もでてくるかも知れません。 勿論、先に記した沿線人口の変化も踏まえて、運転本数が変化することは避けられないと思われますが、それでも、震災がなければ消滅していたであろう、東京都区内~仙台市内の直通列車が、まさか震災後の復旧で蘇るとは、正直可能性は低いと思っていただけに、沿線地域にとっても嬉しいニュースといえるでしょう。 常磐線の全線運転再開は今年度末までとされています。 長い間、レールが途切れていた常磐線が、再び一本のレールで結ばれ、そしてその区間を通して運行する列車が復活することが確かなものとなりました。 未曾有の原発事故の影響が、地域に与えた傷は、決して癒えるものではないでしょう。 しかし、その地域に東京都区内からの直通特急列車が走ることが、少しでも復興の支えになればいいな、とも思います。 私自身、常磐線は今から20年以上前に全線乗車していますが、常磐線の全線運転再開を機に、もう一度乗車してみたいと思いますし、折角ならばグリーン車でゆったり乗り通してみるのもいいな、とも感じました。 運転再開の詳細は、今後発表されるとのことですので、その情報も今後ご紹介していきたいと思います。 ●関連ニュースサイト: 常磐線特急、東京都区内~仙台間で再開へ 全線再開にあわせE657系で直通運転 JR東日本 | 乗りものニュース 9年ぶりに常磐線特急が仙台駅へ、JR東 - 鉄道コム JR東日本,常磐線全線運転再開にあわせ特急列車の直通運転を実施へ|鉄道ニュース|2019年7月5日掲載|鉄道ファン・railf.jp ●関連ブログ: 常磐線に仙台直通特急復活!: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」 ↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓ close

【JR東日本】常磐線全線運転再開に併せて、特急列車の直通運転を発表(2019年度末まで)
サイト名 阪和線の沿線から
タグ JRグループ JR東 鉄道
投稿日時 2019-07-07 00:44:00

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