奈良16時56分発の新大阪行「臨時特急まほろば」に乗車しました。奈良駅ホームには出発時間ギリギリに入線するため、列車の停車とほとんど同時に駅ホームの出発警報音が鳴りだしました。数年前ならコンパクトデジタルカメラ（レンズ交換機能がないデジカメ・・・略称はコンデジ）を使っていたと思わ…… more れる人のほとんどがスマートフォンで撮影していました。これは、最近のデジタルカメラ全体とスマートフォンの販売台数の推移のとおりですので意外なことではありません。といいながらも、一応はカメラ派なので、ちょっと驚きでした。（「お前だってiPhone11Proを使っているじゃないか」と突っ込まれそうですが） 「大和は 国のまほろば たたなづく 青垣山ごもれる 大和し 美し」の中にもある「まほろば」は「素晴らしい場所」とか「住みやすい場所」という意味の日本の古語です。 「臨時特急まほろば」は「特急くろしお」用の287系3両編成で運行されています。指定席が２両で自由席が１両です。 事前に大阪駅で買っていた指定席特急券です。今回はA特急料金になっていました。( ́・ω・ ) 2010年のときはB特急料金だったのです。 奈良駅の特急まほろばの乗車位置です。９年前にはあったヘッドマークデザインが消滅しているため味気のない印でした。 2010年春のときの奈良駅の乗車位置です。（比較用の画像です） 奈良駅を後にします。 ちょうど日が暮れる時間でした。生駒山と生駒山上にある生駒山テレビ・FM送信所がはっきり見えました。 暮れなずむ大和路を走っていきます。この辺りの景色は大和路快速から見ているものと同じです。 ♪斑鳩を旅するのなら　春よりも秋がいい　（またか） 車両も「特急くろしお」や「特急こうのとり」で乗り慣れているため、見どころは、関西本線から直通でおおさか東線に入っていくというところに尽きます。 「特急まほろば」号に関するアンケート調査が車内で実施され、アンケート記入用のボールペンを持って帰ることができました。 関西本線は大和川を何度か渡りますが、これは法隆寺と王寺の間の橋梁です。 王寺駅を徐行しながら通過しました。近鉄生駒線の車両を見ることできました。 王寺から久宝寺の間で完全に日が暮れてしまいました。運転停車（旅客の乗降は不可）した久宝寺駅です。 少年時代にここでSLを撮影したことが、今では信じられないようなことです。城東貨物線の吹田操車場行の貨物列車を牽引する吹田第一機関区のD52です。(竜華操車場） 久宝寺駅のところにあった竜華操車場の入換機だった8620形です。当時の久宝寺駅は国鉄職員用に近い駅であり、日中に停車する列車が1時間に1本だったため、長い列車待ちの時間に、操車場内で蒸気機関車が貨車を走行中に突き放しに貨車の仕分けを行う「突放(とっぽう)入換」の様子を観察したことを覚えています。 C58とDD13です。（旧国鉄の竜華操車場や竜華機関区があったところの地名は龍華でした）2002年に撮影した久宝寺駅付近です。再開発途中の竜華操車場や竜華機関区の跡地（龍華町）です。 「臨時特急まほろば」は関西本線から「おおさか東線」に入っていきました。JR河内永和駅あたりで撮影した生駒山の夜景です。もう漆黒の闇に近い状態であり、肉眼では生駒山がうっすら見える程度でした。 おおさか東線が城東貨物線だった頃の1970年8月に撮影した画像です。まさか、後に特急電車で同じ場所(高架複線化後ではあるが)を通過すことになろうとは、夢にも思っていませんでした。 ここは見慣れている放出駅の近くの商店街です。ここから新大阪駅まではスローダウンの状態でした。現地で観戦したことはありませんが中山競馬の「ステイヤーズステークス（笑）」のようなスローペースでした。鴫野駅を通過しています。 淀川と神崎川を渡った後、南吹田駅を通過しました。 新大阪駅に着きました。運転停車はあるものの今回の「特急まほろば」は奈良・新大阪間はノンストップ運転です。 夕食は休日ということもあり外食で済ませました。この日はお店に「青梅の澤乃井」の在庫がありました。（おわり） close

特急まほろば(2019年)乗車記