下津井電鉄は80年代から中型車を導入しており、児島-倉敷の幹線以外で使われてきました。以前はRM90+富士重工、P-RBやU-JMといった日デ+西工の組み合わせの中型車が多数在籍していましたが、現在は風前の灯火といった状況になっています。倉敷200か15車番:N332U-JP21…… more 1NTN1993年式下津井電鉄に残る中型車の中で最古参なのがこの日デU-JP+西工ワンステ。下津井電鉄の中型ロング車はこの1台のみでかなり貴重な存在で、しかも屋根上のエパボレータが前方にあるという珍しい仕様になっています。塗装は下電カラーではない特別なものになっていますが、これは倉敷市の公共施設への路線用として導入された経緯があるからです。現在は児島駅発着の循環路線「ふれあい号」用に転用されており、児島駅周辺を1時間おきに走っています。岡山22か3804車番:C504U-RR1HJAA1995年式1980年代末期から1990年代初頭にかけて日デ+西工の中型車が導入されましたが、1990年代半ばからは日野レインボーRRが導入されました。下電の日野中型車の歴史は古く、RL100からP-RRまで継続して導入されていました。特に、P-RRは角形ライトを採用して異彩を放っていました。U-RRは前後引戸と前後折戸の2仕様存在します。車番の「C」は日野中型車を意味しています。撮影時は中庄駅と岡山駅を結ぶ岡電との共同運行路線で走っていました。下電のエリアは倉敷と児島の周辺ですが、影が薄いながら岡山市街にも路線が伸びています。倉敷230い303車番:B303KK-LR233J1改2003年式日野レインボーが90年代半ばにまとまって導入されたと思いきや、しばらく中型車は導入されず、2000年代に入って久々の中型車としてエルガミオノンステが導入されました。下電では珍しいいすゞ車で、車番の「B」はいすゞ中型車を表しています。下電のエルガミオの多くはラッピングされており、この車は児島駅から下津井方面への循環路線である「とこはい号」専用車になっており、前面には自転車が積めるラックが整備されています。岡山200か406車番:B304KK-LR233J1改2003年式数少ないラッピングされてないエルガミオ。興除に配置されており、2019年に導入された新型エルガミオとともに倉敷や岡山で走っています。倉敷230あ305車番:B305KK-LR233J1改2003年式こちらのエルガミオは、下津井・児島エリアの有名観光地である鷲羽山のラッピングになっています。児島駅周辺のローカル路線はエルガミオが使われることが多く、代わりに倉敷駅への路線は大型車が入るように使い分けがなされているようです。 close

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