令和2年、あけましておめでとうございます。令和元年は台風の当たり年でした。東日本に大きな被害をもたらした台風19号は、各地に大きな爪痕を残しました。被災された方々のご苦労も承知しているつもりではおりますが、地域の足となる鉄道への被害も甚大でした。地域の足、旅行者の足、ビジネスの足…… more として、いまだ普通の路線・区間、減便を余儀なくされている路線の復興を祈念します。長野の車両基地が浸水した北陸新幹線は、暫定ダイヤで運行中。JR西日本のW7系を含む10編成が廃車となり、年末年始も臨時列車の増発が困難となりました。だーかーらー、台風が来る前に高架に逃がしとけってあれほど･･･。ダメダメな国鉄でも、その程度の知恵はあったよ?関東鉄道だって、鬼怒川堤防決壊の時に水海道の車庫から下妻とか下館とか可能な限り高い駅に車両を避難させてたじゃん?（全部が避難できたわけじゃなかったけど･･）「今回は吾妻線運用に就くで」吾妻線は、長野原草津口と大前の間が、現在も代行バス輸送です。そのまま廃止･･･というコトだけは避けてもらいたいところなのですが、2020年2月末復旧の見込みとのこと。どれだけの土砂の流入で、橋脚がゆがんだことか。観測史上最大の降水量を記録した箱根。箱根登山鉄道は、箱根湯本と強羅の間で運休し、復旧に向けた調査・作業が行われています。公開された写真を見る限り、早期の復旧は難しそうです。とりあえず手持ち写真から、元気な箱根登山の子たちです。ロマンスカーの色味と統一したモハ1、モハ2。車内に掲示されている箱根登山鉄道の路線図。小田原-箱根湯本間と強羅から先の鋼索線、芦ノ湖の船は運行しています。強羅までは代行バスで行くことができます。ロマンスカーから短編成の箱根登山に乗り換えるには繁忙期には行列ができる穂だそうですが。親会社・小田急電鉄は復旧への意思を見せてくれています。全線復旧は、2020（令和2）年秋ごろの見込み。関東大震災の大崩落からもよみがえった箱根登山鉄道。今回も乗り切ってまた乗せてもらいたい！スイッチバックの信号場で待ち合わせ中の2000系と3000系の3連です。2000系「サンモリッツ号」でも、おカオの白いこと赤い子がいるのね。白い顔の子は3000系「アレグラ号」と統一してるんですね。そういえば、側面が水色い。やはり信号場で待ち合わせ中の1000系です。箱根登山鉄道は沿線のアジサイが名物ですが、これは根っこで土を抱え込ませる土留めとして地盤を固める目的がありました。アジサイを植えたことで、見た目が綺麗という副作用もありまして、ライトアップされたり、これはこれで観光にも一役買っていましたね。しかし、台風19号の猛烈な雨には土留めのアジサイも蝸牛･･･もとい蟷螂の斧状態だったのよね。塔ノ沢駅で客扱い中の1000系「ベルニナ号」。工事用のモニ1形も出番を待っています。ふだんのねぐらは強羅駅で工事車両のため定期運用はありません。とはいえ、まさか出番が長期にわたってなくなるとは。こちらは里見-上総中野間で運休が続く小湊鉄道です。養老渓谷の観光シーズンには間に合わなかったね。運休区間は、バス及びタクシーで代行輸送中です。上総中野駅には、いすみ鉄道の車両が来てくれていますが、小湊のキハ200が早く来てくれますように。里山トロッコ列車は3月から運行開始です。それまでに全線復旧と行きたいところです！いすみ「上総中野で待ってるぜ」久留里「末端区間まで走らせてのローカル線だぜ」銚子電鉄「小湊、俺たちが付いてるぜ」小湊「うう、おまえら･･･！」ここで紹介できなかった路線・鉄道会社もありますが･･･。各社の保線・保守の職員の皆さま、本当にありがとうございます。 close

2020年、あけましておめでとうございます！～被災した鉄道よ、よみがえれ！