横浜駅の近くで昼食を済ませた後、横浜駅から根岸線で桜木町に移動しました。たまたま運行上は横浜線の桜木町行の電車でした。画像では折り返しの八王子行になっています。 【桜木町駅の思い出の画像】東急東横線の旧線時代です。駅も車両も懐かしいですね。（1999年12月）&nbsp…… more ;以下は、今回の撮影です。桜木町駅に飾ってあった初代横浜駅（現在の桜木町駅の場所にあったもの）の写真です。駅舎のデザインが初代新橋駅と同じでしたので、まるで初代新橋駅とそっくりに見えますが、これが初代の横浜駅です。小林清親の「新橋駅」の浮世絵です。 【再掲載】初代横浜駅は初代新橋駅よりも仮開業が早かったことについての説明です。初代横浜駅は初代新橋駅よりも仮開業の時期が早く、実態として「本邦鉄道起源地」にふさわしい場所です。中川浩一氏の「鉄道記念物の旅」とWikipediaの双方を参考にすると新橋～横浜間の正式開業までの経緯は次のとおりです。１．1872年6月12日（旧暦の明治5年5月7日）：品川駅～横浜駅（現・桜木町駅）の鉄道路線が仮開業し、品川駅と横浜駅（初代）が仮開業した。２．1872年10月14日（旧暦の明治5年9月12日）、新橋～ 横浜駅（現・桜木町駅）間に日本初の鉄道が正式開業した。新橋～品川間の開業の遅れは、高輪地先の海面埋立工事が難航したためでした。また、明治政府が新橋駅～横浜駅間の開業式典における明治天皇の開業宣言（みことのり）にこだわったため、品川～横浜間の先行開業を仮開業にしておきたかったものと推測されています。正式開業日の1872年10月14日に明治天皇のお召し列車が新橋から横浜まで往復し、翌日の10月15日に新橋から横浜までの正式営業が始まりました。 桜木町駅構内にある初代横浜駅の駅舎のイラストです。 桜木町駅の南側のある「鉄道創業の地」の記念碑と京浜東北根岸線の電車です。 わが国の最初期の鉄道建設に携わった英国人鉄道技師エドモンド・モレル（1840年-1871年）の記念樹が植えられていました。エドモンド・モレルは結核のため、新橋～横浜間の鉄道開業よりも前に横浜で没しており、横浜の外国人墓地にあるエドモンド・モレルの墓が鉄道記念物に指定されています。 2020年度に開業予定の「JR東日本ホテルメッツ桜木町（仮称）」です。 桜木町駅を後にして、横浜臨港線の廃線跡である「汽車道」を歩きます。 どういうわけか、この周辺の中で桜木町とレンガ倉庫の間の汽車道だけ歩いたことがなかったのです。「みなとみらい」も山下公園も、それぞれ数回来ているのにもかかわらずです。 汽車道の中にアメリカンブリッジ社の1907年製のトラス橋が2カ所（港1号橋梁および港2号橋梁）にあります。恵比寿のアメリカ橋よりも本物のアメリカ橋です。 アメリカ橋（港2号橋梁）付近から見た「みなとみらい」です。 これは1928年（昭和3年）に横浜生糸検査所引込線の大岡橋梁に転用された橋梁の一部を移設して現在地に保存しているトラス橋です。元は1906年（明治39年）に北海道炭礦鉄道夕張線の夕張川橋梁に架設された英国製100フィートのトラス橋でした。 横浜赤レンガ倉庫に着きました。（つづく） close

関東の旅（桜木町駅～汽車道）