JR西日本では、昨日（5月13日）、4月の収入概況を発表しました。 収入概況（4月分）について：JR西日本 概要は以下の通りです。 ●4月の運輸取扱収入（前年同日比） ・収入計：23.7％（23.3％） ・近距離券：27.1％（26.6％） ・中長距離券：10.3％（10.…… more 1％） ・定期券：51.0％（50.0％） (※)カッコ内は、消費税増税分を除いた前年同日比 ●利用状況（前年同日比） ・山陽新幹線：12％ ・北陸新幹線：8％ ・在来線特急：11％ ・近畿圏：29％ 詳細は、上記発表資料をご覧下さい。 新型コロナウイルス感染症以降のJR西日本における利用状況及び収入状況については、当ブログでは、3月の収入状況及び利用状況を下記記事でご紹介したところでした。 【JR西日本】最近の営業・輸送概況を発表。3月の収入は対前年56.3％、緊急事態宣言後の山陽新幹線の利用状況は対前年17％に : 阪和線の沿線から この時の収入（前年同日比）は、合計で約56％と、半分程度に落ち込んでいましたが、4月はこれが約23％と、前年同日比のポイントで見ると、更に半分程度に落ち込む結果となりました。 4月に入ってからの利用状況についても、下記記事で毎週のようにご紹介してきましたが、いずれも中長距離列車を中心に惨憺たる、として言えないような状況が続いていただけに、この収入状況の数値を見ても、もはや驚きさえもしなくなった方も多いのではないのでしょうか。 参考記事： 今後、緊急事態宣言解除が進むにつれ、経済活動の再開が進んでくるものと思われます。 学校の再開により、通学定期の購入や、営業を再開する事業所も増えてくることにより通勤定期の購入はある程度進むものと思われます。 一方で、今後予定されていたイベントが軒並み中止になったことから、そういったイベント参加等の目的による利用者の減少も今後聞いてくることから、収入状況・利用状況が従前のレベルに回復するには、かなり時間がかかるのではないか、と思われます。 ともあれ、新型コロナウイルス感染症の影響により、JR西日本の月あたり収入が１／４になった、という事実は確かなわけで、JR西日本のような大手事業者であっても、これほどまでに収入が減るのは、まさに会社存続の危機、とまさに言えることが、この数値からも明らかだな、と感じたニュースでありました。 ↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓ close

【JR西日本】4月の収入概況を発表。前年同日比で-76％の大幅減