JR西日本では、700系「ひかりレールスター」の臨時列車を姫路～博多間で運行することを発表しました。 ひかりレールスター：JRおでかけネット 上記サイトによれば、今回臨時運転される「ひかりレールスター」の概要は以下の通りです。 ●姫路→博多（下り）ひかりレールスター577号：…… more 姫路13:14発→岡山13:35着/13:36発→広島14:14着/14:15→新下関15:01着/15:02着→小倉15:10着/15:11発→博多15:27着 運行日：5月10日(木)～5月31日(木)の木・土・日曜日（5月17日(木)除く）、6月2日(土)～6月30日(土)の金・土・日曜日（6月22日(金)除く） ●博多→姫路（上り）ひかりレールスター576号： 博多14:18発→小倉14:35着/14:36発→新下関14:44着/14:45発→広島15:29着/15:30発→岡山16:08着/16:09発→姫路16:30着 運行日：5月10日(木)～5月31日(木)の木・土曜日（5月17日(木)除く）、6月2日(土)～6月30日(土)の土曜日と6月29日(金) その他詳細は、上記Webサイトをご覧下さい。 今回設定された「ひかりレールスター」臨時列車は、5月から6月にかけて、不定期で上下一往復が設定されています。 それだけなら、ただの臨時列車、という情報で終わるのですが、今回の「ひかりレールスター577号・576号」に関しては、このわずか一往復の臨時列車のために、スペシャルサイトや、スペシャルムービーまでもが用意されている点です。 スペシャルムービーは、このようにYouTube経由でアップされています。 スペシャルサイトのトップ画面（スマートフォン版） （https://www.jr-odekake.net/railroad/hikarirailstar/より引用） ムービーの内容としては、「ひかりある場所へ　もっとひかりを！」と題して、主に若者をターゲットに、山陽新幹線沿線への旅行に「ひかりレールスター」を紹介する、というものとなっています。 それにしても、なぜ5月から6月の繁忙期でもない時期に、しかも一日一往復程度の臨時列車のために、スペシャルムービーまでも作っているのか、というところが気になります。 「ひかりレールスター」の車両である700系7000番台は、それまでの0系「ウエストひかり」を置き換えるべく、2000年3月のダイヤ改正で登場した車両であります。 2＋2とグリーン車並みの幅を有する指定席「サルーンシート」や、グループ旅行に最適な「普通個室」、移動中のPC作業がしやすい大型テーブルや電源コンセントを備えた「オフィスシート」、途中駅での声かけ・車内放送を省略して静かな空間を提供する「サイレンスカー」（現在は設定なし）といった、多彩な車両設備を有し、当時航空機に流れていた京阪神～福岡間の利用者の取り戻しに成功した立役者、ともいえます。 その後、九州新幹線「さくら」の登場などにより、「ひかりレールスター」としての運行は年々縮小し、現在「ひかりレールスター」としての定期列車はごく限られたものとなっており、もっぱら「こだま」としての運行が主体となっています。 このように、現在では絶滅寸前でもある「ひかりレールスター」という列車が、今頃になってこのように突然大々的にPRされるのか、かなり違和感を抱いた方もいらっしゃるかも知れません。 「ひかりレールスター」700系7000番台車両も、運用開始して今年で18年。 そろそろ何かの節目がやってくるのかな、という気がしないでもないですし、その前哨戦としてのスペシャルムービー、と考えられなくもないのかな、と思っただけに、今後の「ひかりレールスター」の動向をチェックしていかないといけないな、と感じたニュースでした。 ↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓ close

【JR西日本】ひかりレールスター577号・576号運転（姫路～博多）。スペシャルムービーも公開